浮雲保健師ぶ〜やんの呟き(NEWS No.448 p06)

「も~幾つ寝るとー♪」の巻

クリスマスカードやリース作りに 夢中になっているママ達。

机を囲んで和やかにお喋りにも花が咲いている。いつもの親子で賑わっている広場の、いつもの年末の風景。年末の話題と言えば「大掃除した?」「年末の予定は?」「出かける?」「実家に帰る?」等々。定番の話題。そして、引き続き「旦那の実家に行く?」「お土産どーする?」「何日居る?」…となっていき、次には 「去年こんなこと言われたー」と、嫁姑問題!?へと発展し、ママ達のテンションはヒートアップ!!

様々な、家庭の事情があり、中々馴染めない嫁達の苦悩。でも ここでママ友に話してみると『あり得ない!』と思い込んで我慢していた姑の言動が、実は特殊じゃないことを知ったり、もっと違う大変さを抱えているママ友の話を聞いて いつの間にか、励ます側になっていたり…ただ はしゃいでいる様に見えるママ友談義に 何一つ無駄は無いのだ。盛り上がった泥々のお家騒動話は どーなるのだろう?と、心配しつつ子どもたちを遊ばせていた。ところが、その日は、いつもと違った結末。最後に嫁姑問題が落ち着いてしまった言葉は、「まぁ、仕方がないね!お国柄だからー。」だったこと。驚いて今日のママたちを眺め直した。

日本人と結婚した在日韓国人ママ。本国からお嫁に来た韓国人、台湾人、中国人ママ。韓国人、中国人と結婚した日本人ママに在日韓国人ママ達。。oh!  It’s a small world !! 国際結婚は、大変と言われるが異国の「文化の違い」や「習慣、感覚の違い」と割りきっていられるので、かえって諦められることも多いようだ。

このオチで良いのかどうかは、わからないが、皆さんが、穏やかに新年を迎えられることを、祈るばかり。

ママ友談義は、何事もなかったかの様に、またクリスマスの話題に。

一人のママが、ポツンと「実家が千葉で…」と、顔を曇らせた。

大阪に新居を構えていたので、原発事故での被災は免れた。昨年は、震災後のゴタゴタで帰省しなかったが、今年は、お正月となれば帰らないといけないと。

実際、東北や関東から避難している家族も「お正月ぐらいは孫の顔を…」と帰省する方々も多い。単純な嫁姑問題とは言ってられない重責の中、不安を抱えつつの故郷への帰省。

震災から二回目の年越しを迎える。

ママ達の不安を吹き飛ばすかの様に 子ども達は、走り回り始めた。

さぁー、ママが作ってくれたお弁当をいただきましょうか?

お手てを洗って「いっただきまーす。モケスムニダ!」

川崎恵子