新年会を開きました(NEWS No.449 p03)

1月20日(日)12時から、医問研事務所で2013年の新年会を開催しました。

最初に梅田から昨年1年間の活動の概略を報告しました。医問研の活動の大きな軸として低線量内部被曝問題に継続して取り組んできたこと、学会での演題発表や自由集会で広く低線量内部被曝問題を訴えてきたこと、地域や子ども全交などでも講演を行ってきたことを確認しました。

医問研奈良事務所が開所したことを入江さんから報告を受けました。市民放射能測定所・奈良も事務所の一角に入ります。鶴橋から快速急行なら15分程度の近鉄奈良線学園前駅すぐで、交通の便もよく、今後学習会や企画などで活用が期待されます。詳細は入江さんからの報告があります。事務所の医問研としての使い初めとして2月10(日)10時から「低線量-内部被曝問題の勉強会」を行います。

森さんからは、1月11-14日に行われた、フィリピンAKCDF25周年とマニラ平和大会、子どもたちの健診の報告を受けました。AKCDFが25年間継続してきたことの歴史の重さと、医問研への期待、地域の保健センターなどとの関係など活動の広がりを感じました。

森さんの手料理の、ちらし寿司やローストビーフ、おでんなどの料理をおいしくいただきながら、アルコールも交えつつ、近況の交流もしました。薬剤師のKさんは長年勤めた病院を退職して薬学部の特任教授として仕事される予定とのことです。薬剤師業務と人員配置や労働条件などの病院との軋轢や給料のことなど裏話に参加者一同興味深く話をうかがいました。

当日は、高松さんと伊集院さんが福島での健康相談会に参加されたり、また参加予定だったのに子どもさんの体調不良で欠席された方がいたりと、参加者数はややこじんまりしましたが、楽しく交流ができました。現場の仕事が忙しかったり、家庭の事情があったり、いろんな大変さを抱えていたりしますが、医問研としての低線量内部被曝問題への取り組みや臨床薬理研究会、臨床懇話会などでの適切な治療の検討や日常診療での実践の交流など、軸をおさえつつ、自分の活動や臨床の基盤としての医問研活動について今年も頑張りたいという思いをもつことができたと思います。ことしもよろしくお願いします。

いわくら病院 梅田