浮雲保健師ぶ~やんの呟き「もし、自信を失くしてぇ♪」~の巻(NEWS No.465 p05)

「せんせぇ~、Kちゃん、幼稚園行ってから夜泣きするねん。なんで~?」「Sくん、保育園から家に帰ったらキーキー言うねん。自閉症かな?」
新年度に入ると、お決まりの相談が続いて寄せられる。幼稚園や保育園に進学したが、なかなか馴染めない我が子に 困ったママたちの相談だ。3月まで親子で遊んでいた子が、4月になると ある日突然(本人たちにとって…)朝早く起こされ、朝食を慌てて食べる様に言われ、窮屈な制服を着せられ、訳のわからない子達?が 大勢で大騒ぎしているところへ、たったひとり 放り込まれる。社会デビューの子どもにとって衝撃的で大きなストレス。多くの子は、状況を理解できずに入所当時から大泣きをし『登園拒否を表明』出来る。そうすることで受け入れる先生たちにも、気にかけてもらえフォローしてもらえる。ところが、新学期に大人しく皆と同じように行動がとれ、先生の手を煩わせることなく給食も食べ、カリキュラムに沿って1日をそつなく熟してしまった子供たちが、ゴールデンウイーク明け頃から疲れを見せ始める。
たまたま『登園拒否表明』を出せずに行ってしまったため、自分でも調整しきれない やり場のない状況で 結局、様々な表現になってしまうようだ。
下痢や便秘、皮膚症状に発熱など体の症状なら まだママも対応しやすいかもしれない。
指しゃぶり、夜泣き、夜尿、奇声をあげる、噛みつく、目をパチパチさせる…等々。
今まで無かった行動が始まると、ママは訳が分からす心配になってしまう。珍しく「行きたくない」と、ハッキリ『登園拒否表明』されても「今日休ませると、ずっと登園・登校拒否になるのではないか?」と生真面目に先の先まで考えてしまい 恐ろしくて休ませるわけにはいかない。その上、担任の先生に相談してみると「S君、とっても良い子ですよ!何でも自分でやってくれるし、給食も一人でちゃんと食べられるし…」と、笑顔で返されると、益々 落ち込んで、どうしら良いのかわけがわからない。そんな時、自分の実家や友人が頼みの綱だが、奇声を発したり、落ち着きがないと言われてしまい相談できない。極め付きはゴールデンウイークに帰省したパパの実家では、親戚の子ども達と比べられ 舅、姑から嫌味を言われ…もう、ママはどん底。立ち直れません。
そして、最近のママたちがたどり着いてしまうのが…「ネットで調べたら~」「フェイスブックで友達に聞いたら~」のセリフ。今までなら テレビやラジオでの情報で気になったことも、身近にいる親戚や近所の人々から修正してもらったりできた。なぜか 最近は、直接話せる人よりも、ネット上の情報の方が信頼できてしまう傾向があるようだ。自分が知りたい‥と言うより、自分が既に思い描いている答えを、ネット上で探してしまうのかもしれない。
「自信なくしてボーっとしてたら、先生の丸い顔を思い出してん…」と 幸いにも、私のもとに相談に来てくれたママたちには、今までの色々なケースの話を交えながら、発達相談もしつつ、本当のところ、ママも とってもストレスになっていることに気付いてもらう。
昨日まで子供が寝ている間に 朝の家事を済ませていたのに、幼稚園バスに合わせて 大慌てに用意をしなければならない。育休が過ぎ 子どもの登園と自分の職場復帰が同時に襲ってきたママのしんどさ。二人目の妊娠が重なりつわりで眉間に皺を寄せて見送るママの顔を見て、不安増大幼い子ども達…。そんなこんな話をしていると、ママは 思い余って泣き出すことも多い。溜まっていたんだよね!
「もし自信を無くしてぇ~挫けそうになったら ぶ~やんのこと 思いだそ~♪」
川崎恵子

「せんせぇ~、Kちゃん、幼稚園行ってから夜泣きするねん。なんで~?」「Sくん、保育園から家に帰ったらキーキー言うねん。自閉症かな?」
新年度に入ると、お決まりの相談が続いて寄せられる。幼稚園や保育園に進学したが、なかなか馴染めない我が子に 困ったママたちの相談だ。3月まで親子で遊んでいた子が、4月になると ある日突然(本人たちにとって…)朝早く起こされ、朝食を慌てて食べる様に言われ、窮屈な制服を着せられ、訳のわからない子達?が 大勢で大騒ぎしているところへ、たったひとり 放り込まれる。社会デビューの子どもにとって衝撃的で大きなストレス。多くの子は、状況を理解できずに入所当時から大泣きをし『登園拒否を表明』出来る。そうすることで受け入れる先生たちにも、気にかけてもらえフォローしてもらえる。ところが、新学期に大人しく皆と同じように行動がとれ、先生の手を煩わせることなく給食も食べ、カリキュラムに沿って1日をそつなく熟してしまった子供たちが、ゴールデンウイーク明け頃から疲れを見せ始める。たまたま『登園拒否表明』を出せずに行ってしまったため、自分でも調整しきれない やり場のない状況で 結局、様々な表現になってしまうようだ。下痢や便秘、皮膚症状に発熱など体の症状なら まだママも対応しやすいかもしれない。指しゃぶり、夜泣き、夜尿、奇声をあげる、噛みつく、目をパチパチさせる…等々。 今まで無かった行動が始まると、ママは訳が分からす心配になってしまう。珍しく「行きたくない」と、ハッキリ『登園拒否表明』されても「今日休ませると、ずっと登園・登校拒否になるのではないか?」と生真面目に先の先まで考えてしまい 恐ろしくて休ませるわけにはいかない。その上、担任の先生に相談してみると「S君、とっても良い子ですよ!何でも自分でやってくれるし、給食も一人でちゃんと食べられるし…」と、笑顔で返されると、益々 落ち込んで、どうしら良いのかわけがわからない。そんな時、自分の実家や友人が頼みの綱だが、奇声を発したり、落ち着きがないと言われてしまい相談できない。極め付きはゴールデンウイークに帰省したパパの実家では、親戚の子ども達と比べられ 舅、姑から嫌味を言われ…もう、ママはどん底。立ち直れません。 そして、最近のママたちがたどり着いてしまうのが…「ネットで調べたら~」「フェイスブックで友達に聞いたら~」のセリフ。今までなら テレビやラジオでの情報で気になったことも、身近にいる親戚や近所の人々から修正してもらったりできた。なぜか 最近は、直接話せる人よりも、ネット上の情報の方が信頼できてしまう傾向があるようだ。自分が知りたい‥と言うより、自分が既に思い描いている答えを、ネット上で探してしまうのかもしれない。「自信なくしてボーっとしてたら、先生の丸い顔を思い出してん…」と 幸いにも、私のもとに相談に来てくれたママたちには、今までの色々なケースの話を交えながら、発達相談もしつつ、本当のところ、ママも とってもストレスになっていることに気付いてもらう。 昨日まで子供が寝ている間に 朝の家事を済ませていたのに、幼稚園バスに合わせて 大慌てに用意をしなければならない。育休が過ぎ 子どもの登園と自分の職場復帰が同時に襲ってきたママのしんどさ。二人目の妊娠が重なりつわりで眉間に皺を寄せて見送るママの顔を見て、不安増大幼い子ども達…。そんなこんな話をしていると、ママは 思い余って泣き出すことも多い。溜まっていたんだよね!「もし自信を無くしてぇ~挫けそうになったら ぶ~やんのこと 思いだそ~♪」

川崎恵子