2月7日 テント撤去・再稼働を許すな 経産省前テントひろば集会で特別報告(NEWS No.474 p01)

2月7日、東京で経産省前テントひろば集会があり報告をしてきました。経産省前テント広場とは、今や福島原発事故に対する国民的な怒りの表明であり、抗議の象徴となっています。
原発事故から半年たった2011年9月11日に有志で立ち上げられたものです。以降、「危険な原発は止めよう、再稼働をやめろ」「福島をはじめとする子どもたちのいのちと健康を守れ」ということを要求して、脱原発の旗を24時間、雨が降っても、風が吹いても、365日間掲げて、2年5か月継続されてきています。
福島の重大事故を引き起こし、今や原発輸出・再稼働という誤った原発政策を推し進めてきた張本人の政府・経産省まえで、この国の官庁の喉もとで国民や政治にアピールする脱原発テントひろばがあります。このテントひろばは、日本の脱原発を志す人たちの抵抗の場であり、心の拠り所となっています。
ですから、原発推進勢力にとって、あんな目障りなものはない。だからたまりかねて訴訟を起こして立ち退かせようとしてきました。加害者(国)が被害者とその拠り所(テント)を訴えるこのスラップ(恫喝又は口封じ)訴訟は決して許されるものではありません。東京地裁は、だまし討ちで結審し、2月26日に判決を出そうとしている局面にあります。ですから、多くの人たちが抗議し怒りを表明し、この日の集会に至った経過です。
この裁判に勝つためにも医学的立場から、小児甲状腺がん異常多発の現状と対策の緊急性、対策を取ろうとしない政府責任の追及が不可欠との考えから講演の依頼があり、報告させていただいたものです。
福島原発事故は、実際に健康被害を生じさせている-甲状腺がんが明らかに「アウトブレイク」(異常多発)、甲状腺がんだけではなく、実際に多様な健康障害が生じているという現状を、事実を丁寧に説明する中で講演しました。甲状腺がんのアウトブレイク?異常多発の効果的な訴えができ、反原発は、命を守る闘いであることを改めて示したと思っています。
同時に、集会参加者の方々の、非道な安倍政権・経産省の原発推進を許さない、力を尽くしてテントを守っていくという訴えから元気をいただき帰りました。

なお集会動画は、UPLAN テント撤去・原発再稼働を許すな! 2・7集会 https://www.youtube.com/watch?v=KkpomWETBfA 高松の報告は 24分40秒から。