今年のAKCDFの検診を7月11日(土)に実施してきました。
健診の様子はAKAYの山田さんからの報告があったので、私からはAKCDFの経済レベルの見直しと健診結果について報告します。
AKCDFの生徒数は162人ですが、そのうち73人の参加と、例年より少なくなってしまいました。
それは、我々が到着する3日前から雨が降り続け、検診当日も1日中雨が降り続いたからだと思います。
健診は8時すぎから始めた健診が11時過ぎには終了し、保健センターの健診やロータリーからの薬サービス、ラサールの歯科診療を見学できました。
また、雨の関係で、ポール宅でマイマイをたくさん見つけました。
エスカルゴやカタツムリとは貝の形が異なり、沖縄のマイマイとそっくりでした。
イーストリバーサイドのコミュニティの人が郊外に移住し、3A3Bが少なくなったこともあって、経済評価が1、2、3の3段階に変りました。
人数的には1は従来の1と同じぐらいで、2は従来の2Aと同じぐらいで3は2B、3A、3Bを加えたぐらいです。
year | 1 | 2A | 2B | 3A | 3B | ※ | TOTAL |
2009 | 12 | 29 | 75 | 15 | 7 | 0 | 138 |
2010 | 13 | 30 | 85 | 27 | 12 | 8 | 175 |
2011 | 10 | 21 | 85 | 37 | 12 | 1 | 166 |
2012 | 15 | 24 | 96 | 37 | 14 | 0 | 186 |
2013 | 18 | 24 | 101 | 24 | 6 | 0 | 173 |
2014 | 8 | 23 | 101 | 20 | 1 | 1 | 154 |
1 | 2 | 3 | |||||
2015 | 101 | 262 | 123 | 3 | 162 |
スラムの子供たちの通園は無くなりましたが、フィリピンの初等中等教育の就学率は低く、貧困が就学を困難にさせています。
そうした中で、他の就学前教育施設の3分の1程度の費用で通えるAKCDFの存在意義は大きいと思います。今後とも支援を続けていきましょう。
さて、栄養状態ですが、カウプ指数20以上の肥満の子が6人(男3女3)8%と増加しました。
カウプ指数10未満の消耗症の子は今年も0でしたが、13未満の痩せすぎの子は15人20%に上りました。
経済レベル3の平均KAUP指数は14.7で1と2の計の15.4より低かったです。(単年では有意差なし)
レベル | 1 | 2A | 2B | 3A | 3B |
2008 | 15.5 | 16.2 | 15.6 | 16.2 | 14.5 |
2010 | 15.1 | 15.4 | 15.8 | 15.2 | 15.9 |
2011 | 15.8 | 15.5 | 15.9 | 15.7 | 15.7 |
2012 | 16.1 | 16.5 | 15.8 | 15.7 | 13.8 |
2013 | 15.0 | 15.5 | 15.8 | 15.1 | 13.4 |
2014 | 16.6 | 16.1 | 15.2 | 15.3 | 14.2 |
レベル | 1 | 2 | 3 | ||
2015 | 15.3 | 15.4 | 14.7 |
2015年の虫歯も経済レベルが上だと8本以上の割合が少なく、0本の子の割合が多くなっていました。
2015虫歯 | 8本以上 | 1〜7本 | 0本 | 計 |
---|---|---|---|---|
1と2 | 12% | 29% | 59% | 100% |
3 | 21% | 46% | 32% | 100% |