医問研年間活動方針を提案します(NEWS No.521 p01)

2019年になって既に一ヶ月が過ぎました。
新年会で議論させていただいた、今年の医問研方針を簡単に述べます。

  1. 若い方々へ医問研活動への参加をより積極的にもとめるために、研修医など若手医師の立場に立った医療情勢の分析、彼らとの意見交換などを始めます。
  2. 平和・民主主義の運動:沖縄基地建設反対・改憲反対運動などに連帯します。
  3. 医問研例会は、引き続きリアルワールドデータなど薬剤関連の重要な課題に取り組みます。例会での討議の理解ができやすくするために、事前にテーマの解説などを知らせる努力を強化します。また、医療界で話題になっている内容の解説・分析の報告などもより多く取り入れます。
  4. 医問研活動の重要な柱である学会活動では、医問研が研究するテーマの発表や、「自由集会」の開催を継続すると共に、若手医師の共感を得るようなテーマ選びや配慮なども検討します。
  5. 福島関連の健康被害解明を国内の学者や、海外の専門家との連携でより強化します。ドイツなどの専門家との協力強化や、韓国の専門家との連携も追求します。甲状腺がん以外のがんや、循環器・形態異常などの論文発表に努力します。全交の福島関連の運動に、医問研の意見をより多く表明したり、講演依頼により豊富な内容で答えてゆきます。
  6. ニュースは、昨年の方針であるA4版化を実現し、よりわかりやすく豊富な内容にします。一部に論文形式の文章も入れ、執筆依頼と内容について論議の場をつくります。原稿締切と執筆規定を早急に作ります。部数拡大を多くの会員に要請します。若手の原稿を積極的に求めるようにします。現在はほぼ3か月遅れでアップしているホームページへの掲載をもう少し早めます。例:1月号は1月後半なので、3月中旬までにアップすると約1か月半後のアップになる、などを検討します。
  7. フィリピン健診など;引き続き夏の健診を続ける。昨年からの豊富化された方向で健診内容を継続します。昨年の議論に引き続き、必要に応じて、方針を医問研で話し合います。
  8. 昨年からの科学性と企業の利害との矛盾が顕在化したコクランへの動向に注目し、問題点の分析など、なんらかの取り組みを始めます。子宮頸がん(HPV)ワクチンのコクランレビューの問題点などについて検討します。
  9. ワクチンについて、一般の人が判断できるようなデータをまとめて、例会などで議論を開始します。

(今月号から、「医問研ニュース」をA4版で発行することになりました。)