「堺平和のための戦争展」と飛田さん写真展の報告(NEWS No.528 p04)

堺平和のための戦争展

7月27日~28日、堺市のサンクスホールで「かがやけ憲法、みんなで平和のバトンを受け継ごう 堺平和のための戦争展」が開催されました。市の広報にも掲載されていて、わずか2日間で約1200名もの来場者がありました。
会場は、いろんなブースが用意されていて、

1.子供や外人さんも参加出来る「毛筆教室」

チャレンジされた外人さんで、ポーランドの御夫婦がいらっしゃいました 。「今年は日本との国交100周年ですよ」と説明すると、全くご存じなかったので、「作曲家のテクラ.ボンダジェフスカ女史はご存じですか?」とうかがうと、
「知らない」。日本人は幼稚園児から、爺ちゃん婆ちゃんだれでも知っているよ。「Why」
横断歩道で鳴っていたよとメロディを聴かせると、日本人の事をイヤに尊敬して下さいました。

2.平和遺族会―出征の寄せ書きの展示
3. 歴史の真実を学ぼう
4.戦中戦後の暮らし
5.大空襲を伝える―堺市は久保田鉄工や三宝伸銅、福助等の軍需産業が多くあったので、中心部は空襲で壊滅。その地図も展示。
6.南京、上海スタディーツアー
7.飛田晋秀さんの写真展
8.大阪暁光高校の学生さんによる「平和ゼミナール」

彼等はパワポを駆使して、A ヒロシマ、ナガサキを学ぶ B 毒ガス学習で大久野島へ C 地域の戦争学習を報告していただきました。
彼等は被爆者の聞き取りや地域交流、大久野島では自転車で工場の跡地視察や、何故ウサギが多いのかしっかり検証していました。
今年はナガサキの視察に行き検証したいと言っていました。
しかし、担当の先生は外部からの圧力があると嘆いていました。

飛田 晋秀さん「手作り写真展」

7月30日~8月4日は京田辺市立中央図書館で飛田 晋秀さんの「手作り写真展」を開催。
6日間で250名の来場者がありました。何故手作りかと言うと、写真だけだと殺風景だからと地元の方が、要所要所に観葉植物を展示してくださり、大変和みました。

会場の向かいがオープン通路で図書館帰りに寄って下さる親子連れ、お爺さんも気軽に参加されました。
そこで、質問が出たのは、展示されている写真と京田辺市との差がわからないとの指摘がありました。
その時、以前から地元で定点観測をされている「大植 登」氏がいたので、過去のデーターを自宅に取りに帰り、説明をして下さいました。
測点のうち、図書館のすぐ近くが0.054μSvとあったので、その差にビックリ仰天されていました。
そして異口同音に「殺人的な数値」と改めて認識したとおっしゃっていました。
京田辺市は避難者さんもいらっしゃり、意識の高い地域です。「さすが一休 宗純」さん所縁の地域だと感じました。

滝本