医問研2020活動方針案(NEWS No.533 p01)

今年もよろしくお願いいたします。

先月号で一年間を振り返りましたが、それを基に12日の新年会などでみなさんの豊富や意見をお聞きし、今年の方法を考えてみました。

  1. 若い会員の医問研運動への参加を拡大する方向について意見交換がありました。薬学部大学教員のご意見では、最近薬学部でEBMの授業やサークル活動が立ち上がっているとのことでした。また、高齢者が多い例会参加者の中に、学生やそれに近い年齢の方は参加しにくいので、その中間的な方の参加が重要との指摘をいただきました。日曜日の例会を中心にそのような方の参加を保障することを実現します。
  2. 7月の「全交」、11月団結まつりなどへの、平和と民主主義の運動への参加を積極的に行い、そのような活動をされている方々と医療内容での交流を強めます。米国民主主義的社会主義者DSAのMedicare for All政策も参考に、日本の医療政策を、学会での運動などと関わりながら、分析してゆきます。
  3. 例会は寺岡氏の問題提起のもと、入江氏を中心に充実した日曜開催を実現します。当面、第3日曜の午後に開催することとなりました。
  4. 学会活動は、大阪小児科学会での活動、日本小児科学会・日本公衆衛生学会での自由集会への積極的発表や参加で、福島問題、薬剤などの課題に取り組みます。
  5. 福島関連の研究は引き続きハーゲン・シェアプ氏(ドイツ)の指導のもとの共同作業を継続すると共に、多くの課題があるので医問研ニュース・学会での発表だけでなく、国内でも論文にできるように努力します。
  6. 避難者の健康相談は、昨年の決定通りに、多様な形態で開催して行きます。
  7. 医問研ニュースは。昨年にA4版化ができ、内容の充実が進みました。他方で、原稿の予定や脱稿の遅れ、などが記事と作業の問題点となって現れていました。また、空の封筒をおくるなどの不手際をなくします。内容に早期に立案し、原稿の蓄積などを実現します。また、医療内容、特に薬に関する記事も多くします。記事の書き方も多様ですので、一律になりませんが、この間の「文献」「引用元」に関するご指摘もいただので、投稿規定を作成します。
  8. フィリピン健診は、今年も森国悦・山本八穂氏中心に、2月8日AKAYピースフォーラム参加、昨年に続き「ミニ検診」と子育ての困難への対応の教育プログラムを開催します。例年の検診を、7月に現地の多くの医療・福祉関係の参加を得て実施します。
  9. 日本コクランへ参加しコクラン活動に注目し、必要な時に意見が言える体制をつくります。
  10. 今年は、ロタウイルスワクチンの定期化(無料化)、HPVの再開への動きの加速などがあります。それらや、日脳・BCG・インフルエンザワクチンなどに取り組み、例会での検討とニュースに掲載を続けます。
  11. 昨年は、ギャンブル障害の医学的検討も行いました。大阪・横浜などで強行されようとしているカジノ・IR問題も含めて、健康問題での講演会などにも協力します。

<昼間開催の例会を開始>
2月例会は2月16日(日)14時から17時にて開催しました。
夜間出にくい方々もふるってご参加下さい。