医問研2020年活動総括(NEWS No.544 p01)

今年の医問研活動を、1月号で慰安した方針に沿って振り返ります。

例会は、今年も寺岡さんの報告を基にコロナ感染状況下にもかかわらず順調に開催できました。若い方も高齢者も参加しやすいように、開催をこれまでの木曜日の夜から日曜日の昼間に変更しました。またコロナ流行の中で、入江さんの努力でリモート開催が実現しました。これで、家庭からも遠方からも参加してもらえるようになり、若手の参加も徐々に実現できつつあります。若手の方々から、医問研ニュースへの寄稿や新種のワクチンに関して、弱かった視点を克服する新鮮な意見をもらえました。

平和と民主主義の闘いへの合流に関しては、全交全体集会でのコロナの報告、福島・介護分野の問題・フィリピン分科会で報告や議論に加わりました。さらに地域の全交集会やMDS集会でコロナに関して報告し、関東・関西で述べ1000人を超える方々に医問研メンバーの講演を聴いてもらえました。

学会活動は、コロナ感染下で学会がリモート開催となり、例年ほどの活動はできませんでしたが、大阪小児科学会地域医療委員会主催のコロナ勉強会への協力などができました。

ニュースは、梅田編集長の下、コロナ情勢が次々と変わる中で、原稿を募集・校正し、遅ればせながらも毎月発行、コロナを中心多くの医学・医療問題を紙面とホームページで紹介しました。原稿の掲載形式の混乱が生じたため、簡潔にまとめて読みやすくするために投稿規定を作成しました。

フィリピンの子どもたちの検診はコロナ感染の関係で中止しましたが、ネットを通じてコロナについて現地とのやりとりを行っています。

福島関係では、学術活動として、低出生体重児が地域の放射線被ばく量と比例して増加している論文が掲載され、甲状腺がんの大平論文への反論レターも採用されるなど、大きな前進がありました。

当然ながら、COVID-19には、医問研の総力を挙げて取り組みました。当初は、インフルエンザとの違いの明確化や感染防御の方法など基本的な知識から、インフルエンザ問題で取り組んできた意見を踏まえて、検査、治療薬、ワクチンの問題から、緊急事態宣言や休校問題などについて分析し、様々なルートで医問研の意見を聞いていただきました。

休校・緊急事態宣言・スマホやGPS導入に対しては、いち早く批判を明確にしてきました。これらは、その後も世界的にも検証されています。また、マスコミによるアビガンの大宣伝に対し、効かない危険な薬であることを明らかにしました。例会で強調されてきた、薬剤認可の改悪がさっそく利用され、認可されようとしていることに反対しなければなりません。ワクチン問題の視点も、ニュースやワクチントークでの発表などでも明らかにしてきました。検査問題については、必要な検査の徹底を主張することから、現在では検査といえるかどうか疑わしい精度の抗原検査の問題にも取り組んでいます。

もちろん、膨大な情報があふれる中で本当のことを見つけていくのは大変ですが、インフルエンザなどで養った批判的検討の姿勢を忘れずに対応してきた結果として、提案した方向性は大枠間違いでなかったと考えていますが、今後もみなさんからご意見をいただき、来年の方針を検討したいと考えます。