2021年度医問研方針(NEWS No.545 p01)

1月17日の例会・新年会で、年間方針について、例会・ニュースを中心に提案をしました。

1月17日の例会・新年会で、年間方針について、例会・ニュースを中心に提案をしました。そこでいただいたご意見を含めた内容を提案します。情勢が大変流動的なので漠然としていますが、今後も例会やニュースの内容を参考にしながら、より明確にさせていくようにします。

コロナ問題で、これまで築きあげられてきた科学的根拠に基づく医療(EBM)が激しい攻撃にさらされていますので、これまで以上にEBMを守り発展させる努力をします。

1.例会

今年も科学的根拠に基づく医学・医療内容の提案を続けます。昨年は、コロナの影響下でも日曜日・リモートで例会を開催することができました。それにより、若い方・遠方の方の参加も可能となり、一定の参加増を得ました。今年はその延長上に、より内容がわかり、参加しようとの意欲のわく案内を幅広く広報する工夫、より多くの方がたと共に続けられることを目指します。

なお、毎回メインの報告をしていただいていた寺岡さんがコロナ問題でも大変忙しくなりましたので、2回に1回は、別の方からの報告で開催します。結論の出ていることでなくても結構ですので、みなさんが持たれた疑問点や調査・研究内容のどの段階でも結構ですので、ぜひ報告していただくようお願いします。

2.医問研ニュース

紙面構成の考案と原稿集約、期日通りの発行ができるように、原稿の早期書き上げと、その原稿について編集担当者や例会で討議できればと考えます。引き続きコロナ関係は他の内容より早くホームページに掲載するようにします。簡単な「投稿規定」に沿った原稿作成をお願いします。

3.民主的諸団体との共闘

コロナを契機として「感染症法」と「新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)」の、人権蹂躙で効果のない罰則規定導入改悪がされようとしています。そのためもあり、昨年以上に平和と民主主義をめざす多くの方々との連帯した闘いでそれらの改悪を阻止し、さらにコロナで明白になった日本の医療全体の課題の改革をめざします。

4.学会活動

コロナ情勢の元、会場での開催がなくなりリモートになっていることを考慮した活動を続けます。

5.フィリピン

コロナで現地での検診活動はできませんが、ネットを利用した活動などを進めます。

6.コロナ問題

ワクチンや治療薬問題・前述の「感染症法」などの問題に取り組みます。

7.福島問題

避難者の健康問題などに引き続き取り組みます。学術的にはドイツのシェアプ氏との共同研究で、被曝量と胎児への影響の相関、甲状腺がん、その他のがんや諸疾患の分析に取り組みます。

8.その他

医療・医学情勢から提起される課題に取り組みます。