飛田晋秀さん写真展の報告(NEWS No.561 p05)

ああなかったことにされちまうど!

飛田晋秀曰くあれから11年経つが、未だに線量が下がらない。福島県の大半は山林なので、除染をしてもすぐに放射能放射能が降りてくる。また汚染土等を運ぶダンプが土埃と放射能を舞い上げて行く。

三春町在住の写真家飛田晋秀はため息まじりにこう呟いている。

更に、常磐線が東京まで全線開通して、その車体に付いた放射能が東京まで運んで行き、それを都民が吸込む。また、福島県のトラックのほとんどが新車ですが、中古はどこで、どの様に流通しているのか?

旧友の飛田氏は、この状況を関西の方々に伝えて欲しいと膨大な写真を私に託してくれました。

写真展は今回は4月30日から2日間、エルOSAKAで開催した。私が主催者となった。

何度か来られた方がいらっしゃいますが、来る度に新しい気付きがある。

一番驚いたのは南相馬~浪江町で計測された92.0mSv/h(2016年5月20日)の数値です。

次いで東京ドーム342個分の広大な敷地です

(写真)双葉町で建設されている中間貯蔵施設は、東京ドーム342個分です。その処分は40年以外で県外で処分と言う事になっています。その40年のスタートは2011年からのスタートなのかは不明です。

当時の細野豪志大臣が、福島県だけで処理はさせないと発言したので、維新大阪府がいち早く手を挙げました。しかし大阪のどこで処理するかも決めていませんでした。

他にフレコンの現状の数々の写真の展示も。

これらは、メディアは一切報道しない。

飛田氏は将来、万が一の事を考えて全てをデーター化して、どなたかに引き継ぐ考えで着々と進めていますこれらの資料が表に出ると困る連中が多数いますので。

2日間での来場者は約160人と対応におおわらわ。

結論として「伝え続ける」事が大切です。

そして、早速7月30〜31日堺市で開催したい

とオファーがあり快諾しました。

写真集『福島の記憶』 飛田晋秀さんが2011年4月から福島県各地を取材してまとめた写真集です。 彼は今も取材を続けていますが、どれだけ被曝しているかわかりません。 本来、飛田さんは職人さんの写真を撮り続けていて国会図書館にも保存されています。

P.S. これとは別に、人形峠の原子力ムラのとんでもない行動に皆さんは怒り心頭!

人形峠は岡山県と鳥取県の県境存在するウランの採掘場で現在の野ざらしの状態で、これをアメリカの原住民の住むユタ州に運び出そうとする「原子力ビジネス屋」が動いています。人形峠で掘削する途中に科学技術庁(当時)で記者会見に応じた西村氏が発表しました。しかしその西村氏は宿泊先のホテルの非常用階段で変死体になって発見された。

しかし関係者である「動燃」は知らぬ存ぜぬ。また動燃は鳥取県で住民工作をして、反対派の住民を孤立させて無視!反対派の勤務先を通じて、圧力をかけていた。

滝本