コロナ感染が増加 ワクチンやコロナ治療薬に注意を(NEWS No.587 p01)

昨年5月8日に、コロナがインフルエンザと同様の「5類感染症」とされて以後、同年夏の流行の波、2024年に入りすぐの波、に続いて3回目の波です。コロナが流行し始めて、通算11回目の波になります。

ご存じのように、現在流行中のコロナはオミクロン株の「KP. 3」で「JN.1」から派生したとのことです。「専門家」によれば、感染性は強く重症化は少ない、との報道もありますが、入院患者は7月に入り急増していることを見れば、高齢者などは十分な注意が必要と思われます。

ヤフーニュースは、流行が先行している鹿児島県内の状況について、南日本新聞社の記事を掲載しています。その中で「重症化、後遺症のリスクを下げるワクチンも有効」との鹿児島大学西順一教授の話を載せています。

他方で、NHKとしてはめずらしく、「専門家」東京医科大学の濱田篤郎氏の「従来のウイルスよりも過去の感染やワクチンによる免疫を逃れる能力が高いことが分かっていて感染力がやや強いという報告もある。」との意見をネットで掲載しています。ワクチンに金を出さないという政府の意向を配慮したのかわかりません。そもそも、m-RNAコロナワクチン認可のための臨床試験RCTの、隠されていたデータによれば、効果よりも有害作用の方が多いことが証明されています。また、日本では高いワクチン接種率にもかかわらず、2022年には戦後最大の超過死亡をもたらし、2023年に世界最高級の追加接種によっても2022年に近い超過死亡率をもたらした可能性があります。コロナワクチンは接種すべきではありません。

5類と分類されてからは、感染しても、病気の感染力とは関係なく、症状発現から5日間だけの隔離になっていますが、10日までは感染の可能性があります。濃厚接触者は、法的には生活制限がありませんが、接触から7日程症状が出ないこともあり、感染させる可能性があり、注意が必要です。

感染すれば、安静にし、発熱や頭痛などには使うとすれば「アセトアミノフェン」にして、これよりも有害作用の多いロキソニンなどNSAID(非ステロイド性鎮痛抗炎症薬)は避けるべきです。呼吸困難やその他の強い症状があればすぐに受診してください。

コロナ感染症と診断を受けると、治療薬を使われます。特に日本製のコロナ経口薬ゾコーバは、効かない・危険な「薬」であることは、以下の当ニュースの記事に書いていますので、ぜひ再度お読みください。

「効かない・危険(しかも高価: 1回分ゾコーバ5万1852円、ラゲブリオ9万4310円2023年10月号、コロナ経口「薬」ゾコーバは効かない・危険(NEWS No.568 p07)、 『経口コロナ「薬」ゾコーバの審査で明白になった「緊急承認」制度の危険性」(NEWS No.564 p01)

また、日本製ではありませんが、経口薬「ラゲブリオ」もその効果は怪しいものです。これについても、以下のニュースで説明しています。

「・・・「モルヌピラビル(商品名;ラゲブリオカプセル)」への批判文章が、BMJの論文に引用され・・」として掲載(NEWS No.561 p04)「医問研4月例会報告 コロナ経口治療薬「モルヌピラビル(商品名;ラゲブリオカプセル)」に関するBMJへの「rapid response」の、その後の経過(NEWS No.560 p02)」

なお、記事の検索は、医問研ニュースのホームページに入っていただき、右上の「検索」に「ゾフルーザ」などを入れて検索していただくと、上記の記事などが出てきますので、必要な時にご覧ください。