医問研2004年総括と2025年方針 コロナ後の戦争国家づくりの医療改悪に反対を!(NEWS No.593 p01)

昨年も、薬剤問題を例会シリーズを中心に、コロナ問題はそのワクチンと超過死亡の関連、その効果のなさの証明や有害事象の明確化、原発事故では甲状腺がん問題を中心に、カジノ問題では「紅麹」問題との関連など、マイナンバーカードの現場での問題点も議論してきました。また、ガザへのイスラエルのジェノサイドに反対する行動をし、「経済安保」などの問題にも取り組み始めました。

今年も、これらの医学・医療の問題点を解明するとともに、日本の急激な軍事化の中での医療について取り組まなければなりません。以下、個別課題についてごく簡単に触れます。

<コロナ問題>

超過死亡の日本での死因別超過死亡率の分析、その有効性への疑問とそれによる死亡の分析などを行った。

今後も、コロナワクチン問題の研究を続け、諸団体との連携を強めます。また、昨年11月号に掲載した日本小児科学会(以下、日児)の方針批判を学会員に広く知らせる行動を追求します。

<福島原発問題>

甲状腺がんの日児雑誌論文批判、スイスのチェルノブイリ事故以後の乳児死亡増(1.17倍)を証明したH.Scherb氏の論文などをニュースで紹介しました。

今年も、福島原発事故以後の健康障害の研究に取り組ます。

<例会>

昨年は、開催日を12回中9回で第1日曜に早めて開催でき、他の行事との重複を少なくできました。寺岡氏の薬剤評価のシリーズは、「RCTなし認可」との薬機法大改悪批判として大きな意義を持ちました。連携する個人・団体からの例会での報告をHPVワクチン・薬剤不足問題などで実現しました。

今年も薬剤評価シリーズを続け、現在のますます悪化する薬剤行政批判を強めます。医問研以外の個人・団体の方々に報告していただく「特別例会」として開催することを追求します。

<ニュース>

月半ばまでに原稿集約・早期発送は12月号で実現しました。寺岡氏の薬剤の例会報告と、伊集院氏により、今年も重要な本を継続して分かり易く紹介でき、梅田氏の精神疾患のシリーズ的記事が開始されました。福島問題では裁判闘争を中心に原発賠償京都訴訟原告団共同代表の福島敦子氏と、初めてZENKO関電前プロジェクトの秋野氏の報告を掲載しました。例会報告を受けてガザでのジェノサイド即時停止を求め、高松氏の日児総会でのパンフ配布と発言を掲載しました(共同通信も配信)。

今年も、月半ば原稿完成を実現、シリーズ・関連する運動団体・読者からの報告なども含めて、原稿の早めの確保をします。ニュースの拡大をメイルやSNSの使用などで図る検討を始めます。

<民主団体のとの連携>

MDSやZENKOの戦争準備反対・カジノ問題や、薬のチェック誌・ワクチントークなどとの連携を強めました。ZENKOでは「交流会」を開催し、日本小児科学会での小児へのコロナワクチン反対行動を元に交流しました。ワクチントークでは、山本氏がコロナワクチン等の講演をしました。

今年は、MDS/ZENKO・ワクチントーク・福島関連の「放射線防護の民主化フォーラム」などとの連携を続けます。矢ケ崎克馬氏の呼びかけで、ICRP批判の運動体への呼びかけ人に当会会員がなりました。

戦争国家づくりが急速に進んでいます。その中での医療改悪と闘いましょう。