本の紹介 Archive

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    いちどくを この本『命の格差は止められるか』(NEWS No.458 p07)

    『命の格差は止められるか』 イチロー・カワチ著 小学館 720円+税 アメリカは先進国の中では寿命が短く、人種や職業、住む場所などによって、命の格差が明らかだ。 一方日本の寿命は世界トップクラスだが、長寿の鍵の一つと著者が考えるのが「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」平たく言うと「社会における人々の結束により得られるもの」である。

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    いちどくを この本『生活保護-知られざる恐怖の現場』(NEWS No.457 p07)

    『生活保護-知られざる恐怖の現場』 今野晴貴・著 ちくま新書 800円+税 生活保護を受給しようとして福祉事務所の審査を通過するためには、車や持ち家、僅かな蓄えすら処分し、丸裸になる必要がある。その上に、冠婚葬祭費や交際費も出せないくらいに「真正の貧困者」となることが要求される。その結果、当人の生活や健康状態、精神状態は荒廃して、就労や社会参加は遠のき、社会の関係性までも破壊されて、本来の趣旨である自立は不可能となってしまう。

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    いちどくをこの本『双極性障害の時代~マニーからバイポーラーへ』(NEWS No.455 p08)

    「双極性障害の時代~マニーからバイポーラーへ」 デイヴィッド・ヒーリー/著 江口重幸/監訳 坂本響子/訳 みすず書房 4000円+税 プロローグは衝撃的な事例で始まる。アレックスは双極性障害と診断され、抗精神病薬で治療中にわずか二歳で急死した!一体なぜこんな惨事が起こるのか? かつて「躁うつ病」と呼ばれ、まれだった障害が、現在では「双極性障害」(バイポーラー・ディスオーダー)と定義し直され、「蔓延」する背景には、「気分安定剤」の市場拡大を狙う製薬産業のマーケティングと、精神科医療の視線自体の変質がある。

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    いちどくをこの本『市民のための疫学入門〜医学ニュースから環境裁判まで』(NEWS No.453 p07)

    津田敏秀 著  緑風出版 2400円+税 4月広島での「こどもたちを放射線障害から守る全国小児科医の集い」では、 著者の津田敏秀氏が「福島県での甲状腺がん検診の結果の関する考察」を講演されました。この講演の中で著者は、今回の検診では「潜伏期間と呼ばれる状態で病気と認識された」ことも考慮に入れるために、「がんの状態」の人を発見した確率(有病割合とか有病率と呼ぶそうです)を算定する式を説明されました。

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    いちどくをこの本『フクシマの真実と内部被ばく』(NEWS No.451 p06)

    小野俊一著/七桃舎/2013年1月21日発行/1500円 著者は現在熊本市で内科医院をされている方ですが、東大精密機械工学科を卒業して東京電力に入社、本店の原子力技術安全グループに配属され、原発の安全性を実際に見てきた方です。 その仕事の中で、原発はあまにり未解決な安全問題だらけなことを知り、それを少しでもなくそうと努力したが、東電の責任をとらない重役達に失望して退社しています。その間の、安全問題に関する会社のひどい対応がいくつか紹介されています。

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    いちどくをこの本『137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史』 クリストファー・ロイド著 (NEWS No.450 p07)

    不思議な本である。物語でもなく、歴史書でもなく、自然科学書でもない。あえていえば、そのすべてを備えている。地球(すべての生命)の全歴史を、宇宙と自然界の成り立ちから物語った書物。学校に行かなくなった自分のこどもに、11才になるまで両親が自宅で世界について教えた内容を、父親が本にしたものだそうだ。 すごく分厚い!字数もページ数も極端に多い!重い!しかし、挿絵や写真は、知識欲と興味をさそう、適量の色彩豊かなバランスで配置されている。実を言うと、まだギリシャ文明をやっと過ぎてローマ時代を読み進めている。でも、ここで本書の半分くらい。

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    いちどくをこの本『低線量汚染地域からの報告チェルノブイリ26年後の健康被害』(NEWS No.449 p07)

    馬場朝子・山内太郎 緑風出版1470円発行2012/09/25 この本はこれからの福島原発事故の障害性を考える上でも多くのことを教えてくれるように思いましたのでご紹介します。 ウクライナは、チェルノブイリ事故で最大の被害を受け、その実態を国家として検証する姿勢の最も強い国です。国立記録センターには236万4538人の被災者のデータがまとめられているとのことです。

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  • 1213l

    いちどくをこの本『原発問題の争点―内部被爆・地震・東電』(NEWS No.448 p07)

    大和田幸嗣、橋本真佐男、山田耕作、渡辺悦司著 緑風出版 2800円 発行2012/09/20 この本は、「原発との共存はあり得ない!」という明確な立脚点から書かれています。内容の要約は、表紙に書かれているので、その文章を紹介します。「本書は、福島原発事故による低線量内部被爆の脅威、原発の耐震設計の非科学性と耐震設計が不可能であることを自然科学の観点から考察し、また科学者の責任を問い、さらには東電の懲罰的国有化が必要であること、子どもたちの未来のために原発によるエネルギー生産を永久に放棄すべきことを提言する。」この文で読んでみたくなるかと思います。 なお、この本のお二人の著者が医問研編集の「低線量・内部被曝の危険性」を参考文献にあげてくれています。

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  • 低線量放射線被曝

    いちどくをこの本『低線量放射線被曝―チェルノブイリから福島へ』今中哲二著(NEWS No.447 p07)

    後書きに「稲ワラ汚染で被害を受け借金経営に追い込まれた肉牛農家さん、ホダ木が放射能汚染し廃業寸前に追い込まれているしいたけ栽培農家さんなど」「突然の放射能汚染という″不条理な災厄″に苦しんでおられる話を聞きながら、私にできることは、やるべきことはなんだろう」「去年の3月11日までは『原発で事故が起きたらとんでもないことになりますよ』と警告しておけばよかったのだが『福島後のいま』は」「被曝のもたらすリスクを勉強し」「自分で判断できるように」「知識を提供」とあるように、ベクレル、シーベルトの意味が分かりやすく説明されている。

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    『低線量・内部被曝の危険性 -その医学的根拠-』

    医療問題研究会の編集で 『低線量・内部被曝の危険性-その医学的根拠-』が出版されました。 日本の放射線被曝の「専門家」たちのほとんどは、非科学的で現実の現象を説明できない、そして原発推進派にとって有利な、逆に放射能汚染にさらされる市民にとって危険な理論をマスコミも利用して押し付けようとしています。 私たちは、低線量・内部被曝は、人体への強い障害性を持つと考えています。そこで、低線量・内部被曝について、被災者や市民の方々が自らの被曝を評価し、生活や運動に役立つ本をつくれないかと考えました。

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