449号2013年1月発行 Archive

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    医療問題研究会・奈良事務所を開設(NEWS No.449 p01)

    医療問題研究会は城東区深江橋の事務所に引き続き、奈良市の近鉄学園前に新しく事務所を開設しました。 医問研は臨床薬理研や臨床懇話会の例会を積み重ね、EBMに基づいて薬剤やワクチンなどを科学的に評価し、学会発表や論文などで世に問うてきました。2011年3月の福島原発事故による大量放射能汚染以来、放射能による健康障害についての世界中の文献を検索、批判的吟味をおこなうとともに、市民講演会や避難児の健康相談会、小児科学会、公衆衛生学会、社会医学会での演題発表など、さらに活動分野が広がってきています。新しい事務所は、これらの要請に応え発展させるために活用していくものです。

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    新年会を開きました(NEWS No.449 p03)

    1月20日(日)12時から、医問研事務所で2013年の新年会を開催しました。 最初に梅田から昨年1年間の活動の概略を報告しました。医問研の活動の大きな軸として低線量内部被曝問題に継続して取り組んできたこと、学会での演題発表や自由集会で広く低線量内部被曝問題を訴えてきたこと、地域や子ども全交などでも講演を行ってきたことを確認しました。 医問研奈良事務所が開所したことを入江さんから報告を受けました。

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  • Bouquet of White Gerberas

    はじめまして!(NEWS No.449 p04)

    医問研ニュース読者の皆さま、はじめまして。加畑理咲子と申します。私はいま京都大学医学部5回生で、医問研で学ばせていただいております。今回は私が医問研に出会ったきっかけや感想を書かせていただくことになりましたので、お読みいただけると嬉しいです。 さて、まず私が医問研に出会ったきっかけを、長くなりますがお話させてください。2011年2月、もう2年前のことになりますが、故原田正純先生のご講演を聴く機会に恵まれ、強い感銘を受けました。

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    医療トピックス 「郡山子ども健康相談会」参加報告(NEWS No.449 p05)

    2013年1月20日「第35回郡山・田村母と女性教職員の会」のプログラムの中に設定されて、郡山市内では初めて開催された「子ども健康相談会」に参加しました。主催は福島県教職員組合郡山支部&田村支部の女性部と母親グループ(注)からなる「同実行委員会」で、「第35回」とあるように長年、「平和と民主主義の運動を進め」て来られたようです。昨年の第34回は「原発と子どもの未来を考える」というテーマで開催されています。

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    浮雲保健師ぶ〜やんの呟き(NEWS No.449 p06)

    「生命あることに感謝!」の巻 「しぇんしぇ~!バーこーてもうたんやでぇ~」 (訳;先生!祖母に、これ買ってもらったよ~) 言葉が増え 足取り軽く 元気な笑顔で駆け寄ってくる2歳児君。 お正月明け、集いの広場の子供たちは、成長が目まぐるしい。こちらは すっかりお婆気分で目を細めて見とれてしまう。その上、集まった他の友達に見せてあげられるようにもなっていた。

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    いちどくをこの本『低線量汚染地域からの報告チェルノブイリ26年後の健康被害』(NEWS No.449 p07)

    馬場朝子・山内太郎 緑風出版1470円発行2012/09/25 この本はこれからの福島原発事故の障害性を考える上でも多くのことを教えてくれるように思いましたのでご紹介します。 ウクライナは、チェルノブイリ事故で最大の被害を受け、その実態を国家として検証する姿勢の最も強い国です。国立記録センターには236万4538人の被災者のデータがまとめられているとのことです。

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    くすりのコラム No.232 インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認されました(NEWS No.449 p08)

    イギリス医師会雑誌BMJ誌は、インフルエンザワクチンに関する「新しい」レビューが発表されたことを報じています。これは、アメリカミネソタ州立大学のCenter for Infectious Disease Research and Policyが行ったもので、1967から2012年までに発表された論文をレビューしています。レビューの結果は、高い予防効果はなく、肝心のインフルエンザによる死亡の90%以上を占める65才以上では予防効果を示す根拠はないとしています。

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