458号2013年10月発行 Archive

  • 458-02

    医療トピックス 日児のホームページは、実質的に150mSv閾値説を撤回している(NEWS No.458 p02)

    日本小児科学会(以下、日児)が、あたかも150mSv以下の被曝では、何の障害も生じないかの「考え方」をホームページに掲載していた問題で、今年4月の日本小児科学会総会で、私が根拠を示すよう要望したこと、その後この見解がホームページの目次からなくなったことはすでにお伝えしました(医問研ニュース454号)。

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  • 458-03

    医療情勢 介護保険改悪 安倍政権下での社会保障審議会介護保険部会の介護保険改悪案批判(NEWS No.458 p03)

    要支援者150万人を予防給付の対象から外して地域支援事業に移すというのが介護保険制度改悪案の最大の柱だ。 地域支援事業には、サービスの質や内容について全国一律の基準がない。 一定水準のサービスを保障する国の責任を放棄して、サービス水準や種類、内容、利用料を市町村任せにして、サービス水準切下げのローカルルールを全面解禁するのが狙いだ。

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  • 458-04

    浮雲保健師ぶ〜やんの呟き 「ええ塩梅(アンバイ)に?」の巻(NEWS No.458 p04)

    観測史上まれにみる猛暑の夏が過ぎ、運動会も落ち着いた頃、気温が不安定に。 子どもたちは、ちょっと お疲れ気味で 鼻汁が〜タラリ〜ズル〜。 「風邪ひいたのかな?困るぅ〜。」ある日、そうブツブツ言いながら R君の鼻を拭いているママ。

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  • ID-10035157

    論評紹介「Nuclear error : 核事故処理の誤り」(NEWS No.458 p05)

    1869年英国で創刊された学術雑誌「Nature」の本年9月5日号EDITORIAL(エディトリアル・論評)に下記の題目の記事が掲載されました。 この雑誌には、「X線の発見」(1896年レントゲン)、「DNAの構造」(1953年ワトソン&クリック)など注目された論文が掲載されてきており、世界でも「権威あり」とされている雑誌に「フクシマ」の事態、東電や日本政府の対応がどのように評価されているか?を学ぶことが出来ました。

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  • 458-06-01

    臨床薬理研究会 臨床懇話会(NEWS No.458 p06)

    例会内容の一部の報告 <夢の糖尿病薬に副作用の強い疑惑> 先月号の糖尿病の新薬についての小林さんからの報告を受けて、臨床薬理研で話し合いましたので、再度簡単に報告します。 先月号でご紹介した様に、イギリス医学雑誌に掲載されたDeborah Cohenの論文で、Ⅱ型糖尿病に対して夢のような効果が期待されて登場したグルカゴン類似ペプタイド(GLP-1)拮抗薬とDPD-4抑制薬が、害のある細胞増殖をおこす力があり、膵炎や膵臓癌や他の臓器障害を起こす可能性が高いことを問題にしています。

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  • 458-book

    いちどくを この本『命の格差は止められるか』(NEWS No.458 p07)

    『命の格差は止められるか』 イチロー・カワチ著 小学館 720円+税 アメリカは先進国の中では寿命が短く、人種や職業、住む場所などによって、命の格差が明らかだ。 一方日本の寿命は世界トップクラスだが、長寿の鍵の一つと著者が考えるのが「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」平たく言うと「社会における人々の結束により得られるもの」である。

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  • 458-08

    くすりのコラム プロスタグランジン製剤の便秘薬ルビプロストン(アミティーザカプセル)について(NEWS No.458 p08)

    昨年スキャンポファーマが発売開始したルビプロストンの長期投与制限がこの10月末で切れる。 この便秘薬の特徴と問題点を、以下列記する。 〔高価!〕 1日2回1回1カプセル朝夕服用で、薬価1カプセル156.6円と高価な便秘薬である。(マグネシウム製剤;1錠5.6円3錠/日) 〔呼吸困難を生じる恐れあり〕

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