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	<title>医療問題研究会 &#187; 475号2015年3月発行</title>
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	<description>エビデンスに基づく保健・医学・薬学（EBM）の実践的研究を！</description>
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		<title>福島で急性心筋梗塞が増加（NEWS No.475 p02）</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Jul 2015 02:29:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[475号2015年3月発行]]></category>

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		<description><![CDATA[前回、福島とその周辺で周産期死亡が異常に増加していることを報告しました。今回は、福島での急性心筋梗塞について検討します。 1、急性心筋梗塞の租死亡率 図1は、その粗死亡率（人口10万人あたり）の変化をトレンド分析したグラフです。2001年から2010年までの粗死亡率の回帰直線はy=2.319x+44.149となります。そのままの傾向で2011年を迎えるとすると、予想される値はXに10を代入して67.34となります。そして、この値の95%信頼区間は67.34±3.59となります。2012年は69.66±3.59となります。2011年と2012年の心筋梗塞の粗死亡率は、75.7と81.4で95%信頼区間上限の70.93と73.25を越えています。このことから福島での心筋梗塞の粗死亡率は2011年と2012年に統計的に有意に上昇したと言えます。 ただし、福島県は原発事故の後1年間で人口の3%が県外に流出していますので、粗死亡率の分母が減少しています。しかし、75歳以上人口は270,808人から277,976人と微増していますので、人口流出は心筋梗塞の死亡数にはほとんど変化を与えていないと考えられます。そこで、2011年以後も2010年の人口であったとして「人口流出を補正」しましたが、それでも2011年と2012年は有意な増加を示しました。（図では破線で示した） 2、心筋梗塞関連死因の割合の増加 この人口変動の影響を受けないようにするには、死亡数や「全死亡に占める死亡の割合」の変化を見るのも一つの方法です。ただし、東日本大震災では2011年に全体で2万人ほどが「その他の不慮の事故」（震災等）で死亡していますから、全死亡からその分を差し引いて計算する必要があります。 また、突然に急性心筋梗塞で亡くなった場合に、「虚血性心疾患」「不整脈および伝導障害」「虚血性心不全」「急性心不全」「突然死」などの診断名がつくことがあります。そのことが、「急性心筋梗塞」死亡数の動向に影響を与えています。福島では「急性心筋梗塞」と診断されることが多いのですが、東京都では「虚血性心疾患」とされることが多く、神奈川では「虚血性心不全」「急性心不全」とされることが多く、千葉では「不整脈及び伝導障害」と診断されることが多く、愛知では「突然死」と診断されることが多いのです。 そこで、人口動態調査の09200｛簡単死因分番号｝心疾患（高血圧性を除く）の内、09202急性心筋梗塞、09203その他の虚血性心疾患、09206不整脈及び伝導障害、09207心不全の4死因と283000その他の症状，徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないものの内、老衰および乳幼児突然死症候群以外の283003を「突然死」として、それらを「心筋梗塞関連死因」として人数を集計しました。 5死因の合計数は、ほとんどの都道府県で増加傾向を示しました。全国的には2005年まで増加傾向が強く、その後緩やかになり、2010年から2012年までは横ばいで、2013年は下降しています。2012年の全死亡数は125万人で心筋梗塞関連死因が19.3万人（全死亡原因対する割合と95%信頼区間は15.48%±0.07%）、2013年の全死亡数は126万人で心筋梗塞関連死因が19.2万人（同95%信頼区間15.25%±0.07%）でした。 この点を踏まえて、福島の分析を行いました。福島の5死因の死亡数の年次推移を横棒のグラフに示しました。急性心筋梗塞の人数と心不全が増加傾向にあります。虚血性心疾患と不整脈及び伝導障害の人数の割合は少なくなっていますが、5死因全体は増加傾向にあります。そして、2011年はそれまでの傾向と比較しても大きく突出していました。 さらに急性心筋梗塞関連死因の全死亡（その他の不慮の事故を除く）に占める割合について、トレンド分析をしました。 福島の2004年から2010年までの過去7年間の傾向を回帰直線として表示しています。2011年の予想値の95％信頼区間が17±0.5％になります。福島の2011年の割合が17.8％ですから95％信頼区間の上限17.5％を上回っています。 この傾向は福島だけでなく、茨城、群馬でも2011年に有意な増加がありました。岩手、宮城、栃木、山形は単独では有意な増加を確認できませんでしたが、4県を加えると過去7年間の傾向から期待される95％信頼区間を上回っていました。 福島近隣の被曝県である岩手、宮城、福島、山形、茨城、栃木、群馬の7県をまとめて急性心筋梗塞関連死因のトレント分析を行いました。 2011年の予想値の95％信頼区間は15.1±0.2％で、その上限値15.3％に対して、15.7％で上回っていました。2012年は95％信頼区間の上限値15.36％に対して、15.36％で一致していました。 被曝した7県に対して、その周辺の県を青森、秋田、新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜と順番に東京、埼玉、千葉、神奈川などの大都市を外して、全死亡数が7県とほぼ同数になるように滋賀までの9県を選んで対照としました。 9県では過去7年の傾向の範囲内でした。以上より、心筋梗塞関連死因の割合も被曝により増加した可能性があります。 保健センター　森]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="_mcePaste">
<div id="_mcePaste">前回、福島とその周辺で周産期死亡が異常に増加していることを報告しました。今回は、福島での急性心筋梗塞について検討します。<span id="more-2206"></span></div>
<h6>1、急性心筋梗塞の租死亡率</h6>
<div>図1は、その粗死亡率（人口10万人あたり）の変化をトレンド分析したグラフです。2001年から2010年までの粗死亡率の回帰直線はy=2.319x+44.149となります。そのままの傾向で2011年を迎えるとすると、予想される値はXに10を代入して67.34となります。そして、この値の95%信頼区間は67.34±3.59となります。2012年は69.66±3.59となります。2011年と2012年の心筋梗塞の粗死亡率は、75.7と81.4で95%信頼区間上限の70.93と73.25を越えています。このことから福島での心筋梗塞の粗死亡率は2011年と2012年に統計的に有意に上昇したと言えます。</div>
<div id="_mcePaste"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-1.jpg"><img class="size-full wp-image-2208 " title="475-2-1" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-1.jpg" alt="" width="510" height="368" /></a></div>
<div id="_mcePaste">ただし、福島県は原発事故の後1年間で人口の3%が県外に流出していますので、粗死亡率の分母が減少しています。しかし、75歳以上人口は270,808人から277,976人と微増していますので、人口流出は心筋梗塞の死亡数にはほとんど変化を与えていないと考えられます。そこで、2011年以後も2010年の人口であったとして「人口流出を補正」しましたが、それでも2011年と2012年は有意な増加を示しました。（図では破線で示した）</div>
<h6>2、心筋梗塞関連死因の割合の増加</h6>
<div>この人口変動の影響を受けないようにするには、死亡数や「全死亡に占める死亡の割合」の変化を見るのも一つの方法です。ただし、東日本大震災では2011年に全体で2万人ほどが「その他の不慮の事故」（震災等）で死亡していますから、全死亡からその分を差し引いて計算する必要があります。</div>
<div id="_mcePaste">また、突然に急性心筋梗塞で亡くなった場合に、「虚血性心疾患」「不整脈および伝導障害」「虚血性心不全」「急性心不全」「突然死」などの診断名がつくことがあります。そのことが、「急性心筋梗塞」死亡数の動向に影響を与えています。福島では「急性心筋梗塞」と診断されることが多いのですが、東京都では「虚血性心疾患」とされることが多く、神奈川では「虚血性心不全」「急性心不全」とされることが多く、千葉では「不整脈及び伝導障害」と診断されることが多く、愛知では「突然死」と診断されることが多いのです。</div>
<div id="_mcePaste">そこで、人口動態調査の09200｛簡単死因分番号｝心疾患（高血圧性を除く）の内、09202急性心筋梗塞、09203その他の虚血性心疾患、09206不整脈及び伝導障害、09207心不全の4死因と283000その他の症状，徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないものの内、老衰および乳幼児突然死症候群以外の283003を「突然死」として、それらを「心筋梗塞関連死因」として人数を集計しました。</div>
<div id="_mcePaste"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-2.jpg"><img class="size-full wp-image-2209" title="475-2-2" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-2.jpg" alt="" width="510" height="383" /></a></div>
<div id="_mcePaste">5死因の合計数は、ほとんどの都道府県で増加傾向を示しました。全国的には2005年まで増加傾向が強く、その後緩やかになり、2010年から2012年までは横ばいで、2013年は下降しています。2012年の全死亡数は125万人で心筋梗塞関連死因が19.3万人（全死亡原因対する割合と95%信頼区間は15.48%±0.07%）、2013年の全死亡数は126万人で心筋梗塞関連死因が19.2万人（同95%信頼区間15.25%±0.07%）でした。</div>
<div id="_mcePaste">この点を踏まえて、福島の分析を行いました。福島の5死因の死亡数の年次推移を横棒のグラフに示しました。急性心筋梗塞の人数と心不全が増加傾向にあります。虚血性心疾患と不整脈及び伝導障害の人数の割合は少なくなっていますが、5死因全体は増加傾向にあります。そして、2011年はそれまでの傾向と比較しても大きく突出していました。</div>
<div id="_mcePaste">
<div id="attachment_2210" class="wp-caption alignnone" style="width: 507px"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-3.jpg"><img class="size-full wp-image-2210" title="475-2-3" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-3.jpg" alt="" width="497" height="549" /></a><p class="wp-caption-text">図3</p></div>
</div>
<div id="_mcePaste">さらに急性心筋梗塞関連死因の全死亡（その他の不慮の事故を除く）に占める割合について、トレンド分析をしました。</div>
<div id="_mcePaste">
<div id="attachment_2211" class="wp-caption alignnone" style="width: 506px"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-4.jpg"><img class="size-full wp-image-2211" title="475-2-4" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-4.jpg" alt="" width="496" height="320" /></a><p class="wp-caption-text">図4</p></div>
</div>
<div id="_mcePaste">福島の2004年から2010年までの過去7年間の傾向を回帰直線として表示しています。2011年の予想値の95％信頼区間が17±0.5％になります。福島の2011年の割合が17.8％ですから95％信頼区間の上限17.5％を上回っています。</div>
<div id="_mcePaste">この傾向は福島だけでなく、茨城、群馬でも2011年に有意な増加がありました。岩手、宮城、栃木、山形は単独では有意な増加を確認できませんでしたが、4県を加えると過去7年間の傾向から期待される95％信頼区間を上回っていました。</div>
<div id="_mcePaste">福島近隣の被曝県である岩手、宮城、福島、山形、茨城、栃木、群馬の7県をまとめて急性心筋梗塞関連死因のトレント分析を行いました。</div>
<div id="_mcePaste">
<div id="attachment_2212" class="wp-caption alignnone" style="width: 501px"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-5.jpg"><img class="size-full wp-image-2212" title="475-2-5" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-5.jpg" alt="" width="491" height="294" /></a><p class="wp-caption-text">図5</p></div>
</div>
<div id="_mcePaste">2011年の予想値の95％信頼区間は15.1±0.2％で、その上限値15.3％に対して、15.7％で上回っていました。2012年は95％信頼区間の上限値15.36％に対して、15.36％で一致していました。</div>
<div id="_mcePaste">被曝した7県に対して、その周辺の県を青森、秋田、新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜と順番に東京、埼玉、千葉、神奈川などの大都市を外して、全死亡数が7県とほぼ同数になるように滋賀までの9県を選んで対照としました。</div>
<div><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-6.jpg"><img class="size-full wp-image-2213" title="475-2-6" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-2-6.jpg" alt="" width="491" height="316" /></a></div>
<div id="_mcePaste">9県では過去7年の傾向の範囲内でした。以上より、心筋梗塞関連死因の割合も被曝により増加した可能性があります。</div>
<div id="_mcePaste">保健センター　森</div>
</div>
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		<title>浮雲保健師ぶ～やんの呟き　「心亡くさず…」〜の巻（NEWS No.475 p05）</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Jul 2015 02:28:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[475号2015年3月発行]]></category>

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		<description><![CDATA[あの時　生まれた子は　年中組に。 あの時　年長組だった子は、小学校高学年に。あの時の6年生は高校生。あの時の中学3年生は大学生に。 あの時の高校3年生は… 4年。 子どもたちにとっては激動の年月。 東日本大震災から4年が経過した。 福島県から　東日本から　避難してきた子どもたち　それぞれの成長。 母子避難して4年を経過し　子どもの進学のために悩み　考え　関西に留まることに決めた親子。反対に入学のために家に帰る親子。関西に避難してきたが　子供だけが東日本に進学を決め兄弟もバラバラになった親子。母子避難によって経済的にも精神的にも追い詰められ　子どもが望むような進学を叶えてあげられないかも知れない不安に迫られている親子。避難先の学校に馴染めず、帰ることを望む子に何も言えず迷っている親子。 各地に避難していても　福島に帰っても放射能被曝による健康への影響に神経を尖らせて生活し続けなければならないという不安も続く。 それぞれに様々な選択・決断がされ　次の5年目を迎える。 おそらく6年目も7年目も、その後何十年も　様々な選択を迫られるのだろう。 「20年後　この子たちは　健やかに生きているのだろうか？」 になってしまった親が　何故居るのだろう？ 関西でたくさんのママたちと日々関わっている。 同じように子どもの成長を見守りながら4年を経過してきた。 今は　入学入園準備に勤しんでいる3月。 「生きている」喜び「生かされている」意味など考えることもなく　日々暮らしている。 どの親も我が子が、元気に生まれてきてくれることだけを望んでいたはずなのに　いつの間にか　元気なのは「当たり前」になり　感謝すること無く『こうなってほしい』『あーなってほしい』と　どんどん要望が増えていく。 「普通」の基準が　上がっていく、今この時が　ず～っと　続くと信じて疑わず。 被災した家族も、震災前は　関西の親子と同じだったかもしれない。 日々の生活に追われて　震災の記憶も　当事者以外は薄れていく。 阪神大震災　4年後の復興は　少なくとも表面上は目覚ましいものであった。そのためか東北も復興していると思ってしまって、被災地、被災者への思いも薄れつつある。 しかし、放射能被害などの話を聞くと、真剣に耳を傾け　『今同じようになれば…』『自分たちにできる事は…？』等と考え、決して忘れているのではなく　情報が少なすぎるため身近に感じられなくなっているだけなのだ。 「忘れる」事は、心が亡くなる事。忘れるのではなく　いつでも何十年も「想う」心を持って　子育てしていけないものだろうか？ 2015.4.26　ドーンセンターにて 「避難者こども健康相談会おおさか」 http://osakasoudankai.blog.fc2.com/ 川崎恵子]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-5.jpg"><img class="alignright size-medium wp-image-2232" title="475-5" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-5-300x300.jpg" alt="" width="300" height="300" /></a>あの時　生まれた子は　年中組に。<br />
あの時　年長組だった子は、小学校高学年に。あの時の6年生は高校生。あの時の中学3年生は大学生に。<br />
あの時の高校3年生は…<span id="more-2216"></span></p>
<p>4年。</p>
<div id="_mcePaste">子どもたちにとっては激動の年月。</div>
<div id="_mcePaste">東日本大震災から4年が経過した。</div>
<div id="_mcePaste">福島県から　東日本から　避難してきた子どもたち　それぞれの成長。</div>
<div id="_mcePaste">母子避難して4年を経過し　子どもの進学のために悩み　考え　関西に留まることに決めた親子。反対に入学のために家に帰る親子。関西に避難してきたが　子供だけが東日本に進学を決め兄弟もバラバラになった親子。母子避難によって経済的にも精神的にも追い詰められ　子どもが望むような進学を叶えてあげられないかも知れない不安に迫られている親子。避難先の学校に馴染めず、帰ることを望む子に何も言えず迷っている親子。</div>
<div id="_mcePaste">各地に避難していても　福島に帰っても放射能被曝による健康への影響に神経を尖らせて生活し続けなければならないという不安も続く。</div>
<div id="_mcePaste">それぞれに様々な選択・決断がされ　次の5年目を迎える。</div>
<div id="_mcePaste">おそらく6年目も7年目も、その後何十年も　様々な選択を迫られるのだろう。</div>
<div>「20年後　この子たちは　健やかに生きているのだろうか？」</div>
<div>になってしまった親が　何故居るのだろう？</div>
<div id="_mcePaste">関西でたくさんのママたちと日々関わっている。</div>
<div id="_mcePaste">同じように子どもの成長を見守りながら4年を経過してきた。</div>
<div id="_mcePaste">今は　入学入園準備に勤しんでいる3月。</div>
<div id="_mcePaste">「生きている」喜び「生かされている」意味など考えることもなく　日々暮らしている。</div>
<div id="_mcePaste">どの親も我が子が、元気に生まれてきてくれることだけを望んでいたはずなのに　いつの間にか　元気なのは「当たり前」になり　感謝すること無く『こうなってほしい』『あーなってほしい』と　どんどん要望が増えていく。</div>
<div id="_mcePaste">「普通」の基準が　上がっていく、今この時が　ず～っと　続くと信じて疑わず。</div>
<div id="_mcePaste">被災した家族も、震災前は　関西の親子と同じだったかもしれない。</div>
<div>日々の生活に追われて　震災の記憶も　当事者以外は薄れていく。</div>
<div id="_mcePaste">阪神大震災　4年後の復興は　少なくとも表面上は目覚ましいものであった。そのためか東北も復興していると思ってしまって、被災地、被災者への思いも薄れつつある。</div>
<div id="_mcePaste">しかし、放射能被害などの話を聞くと、真剣に耳を傾け　『今同じようになれば…』『自分たちにできる事は…？』等と考え、決して忘れているのではなく　情報が少なすぎるため身近に感じられなくなっているだけなのだ。</div>
<div id="_mcePaste">「忘れる」事は、心が亡くなる事。忘れるのではなく　いつでも何十年も「想う」心を持って　子育てしていけないものだろうか？</div>
<div id="_mcePaste">2015.4.26　ドーンセンターにて</div>
<div id="_mcePaste">「避難者こども健康相談会おおさか」</div>
<div id="_mcePaste"><a href="あの時　生まれた子は　年中組に。 あの時　年長組だった子は、小学校高学年に。あの時の6年生は高校生。あの時の中学3年生は大学生に。 あの時の高校3年生は…  4年。 　子どもたちにとっては激動の年月。  東日本大震災から4年が経過した。 福島県から　東日本から　避難してきた子どもたち　それぞれの成長。 母子避難して4年を経過し　子どもの進学のために悩み　考え　関西に留まることに決めた親子。反対に入学のために家に帰る親子。関西に避難してきたが　子供だけが東日本に進学を決め兄弟もバラバラになった親子。母子避難によって経済的にも精神的にも追い詰められ　子どもが望むような進学を叶えてあげられないかも知れない不安に迫られている親子。避難先の学校に馴染めず、帰ることを望む子に何も言えず迷っている親子。 　各地に避難していても　福島に帰っても放射能被曝による健康への影響に神経を尖らせて生活し続けなければならないという不安も続く。 それぞれに様々な選択・決断がされ　次の5年目を迎える。 おそらく6年目も7年目も、その後何十年も　様々な選択を迫られるのだろう。  「20年後　この子たちは　健やかに生きているのだろうか？」 になってしまった親が　何故居るのだろう？ 関西でたくさんのママたちと日々関わっている。 同じように子どもの成長を見守りながら4年を経過してきた。 今は　入学入園準備に勤しんでいる3月。  「生きている」喜び「生かされている」意味など考えることもなく　日々暮らしている。 　どの親も我が子が、元気に生まれてきてくれることだけを望んでいたはずなのに　いつの間にか　元気なのは「当たり前」になり　感謝すること無く『こうなってほしい』『あーなってほしい』と　どんどん要望が増えていく。 「普通」の基準が　上がっていく、今この時が　ず～っと　続くと信じて疑わず。  　被災した家族も、震災前は　関西の親子と同じだったかもしれない。  日々の生活に追われて　震災の記憶も　当事者以外は薄れていく。 阪神大震災　4年後の復興は　少なくとも表面上は目覚ましいものであった。そのためか東北も復興していると思ってしまって、被災地、被災者への思いも薄れつつある。 しかし、放射能被害などの話を聞くと、真剣に耳を傾け　『今同じようになれば…』『自分たちにできる事は…？』等と考え、決して忘れているのではなく　情報が少なすぎるため身近に感じられなくなっているだけなのだ。 「忘れる」事は、心が亡くなる事。忘れるのではなく　いつでも何十年も「想う」心を持って　子育てしていけないものだろうか？ 　2015,4,26　ドーンセンターにて 「避難者こども健康相談会おおさか」 http://osakasoudankai.blog.fc2.com/  　　　　　　　　　　　川崎恵子" target="_blank">http://osakasoudankai.blog.fc2.com/</a></div>
<div>川崎恵子</div>
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		<title>抗インフルエンザ薬　日児への再要請（NEWS No.475 p06）</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Jul 2015 02:28:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[申入・回答]]></category>
		<category><![CDATA[475号2015年3月発行]]></category>

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		<description><![CDATA[日本小児科学会への抗インフルエンザ薬に関する要望書に対する回答が示されました。本ニュースでその積極的面についてお知らせするとともに、抗インフルエンザ薬の効果を証明しているとする文献の問題点をご紹介しました。臨床薬理研で討議していただき、再要望書を提出しましたので掲載します。ご検討ください。 （はやし小児科　林） 私どもの「抗インフルエンザ薬使用方法に関する要望書」に対して、昨年12月22日にご回答いただき大変ありがとうございました。 「抗インフルエンザ薬の治療効果に関する学会の見解」が、まずコクランレビューの結果に基づく見解として、効果と副作用を考慮して、「すなわち季節性インフルエンザ患者、軽症患者全例を対象とした、抗インフルエンザ薬の積極的推奨は当学会としても支持されないと考えます。」と明言されたことを大変うれしく存じます。 また、「回答」では、ラニナミビルはオセルタミビル耐性株への対応、ペラミビルは重症例への治療を想定しておられ、両剤の乱用に歯止めをかけておられます。 この見解は、日本小児科学会五十嵐会長と予防接種・感染症対策委員会が、科学的立場に立つことを広く国民に表明したものとして歓迎いたします。また、長年日本小児科学会で勉強してきたものとしては大変光栄に思うところです。つきましてはこの見解を、学会員などに広く周知されるようにお願いいたします。 ただし、後半に上げておられる、2つの論文につきましては、別紙に上げさせていただいた重大な問題点を含んでおります。特に、（Lancet　Respir　Med　2014;2:395-404）の論文では、小児について入院患者9,218人、死亡者325人を分析しながら、死亡率を下げることを示せていません。この、小児科学会として抜けてはならない重要な結果が、ご回答の記載から抜け落ちております。また、（Heinonen　S,　et　al.　Clin　Infect　Dis　2010;51:887-94）論文のデータのご説明で、解熱短縮期間を3.5日と書かれていますが、論文では1.2日になっています。この日数はコクランレビューの結果とほぼ同じです。この論文からは、抗インフルエンザ薬が、子どもでの死亡率を低下させる効果がないこと、他の研究結果からわずかな臨床症状の改善と引き換えに嘔吐などの副作用が生じることを考慮すれば、子どもには使用すべきでないとの結論が妥当と思われます。 次に、要望へのご回答の中で、抗インフルエンザ薬の備蓄は、「重篤な経過が想定される新型インフルエンザへの備えなので、軽症のインフルエンザ症例を対象としたレビューから得られる結論とは想定が大きく異なります。」とされています。しかし、現在の備蓄の根拠となった論文はKaiserl2003のものであり、それは季節性のインフルエンザを対象としたRCTのレビュー論文です。その他には、タミフル備蓄の意義を証明する科学的なデータはありません。だからこそ、Kaiser　2003論文の信憑性が疑われ、2009年のコクランレビューが出た後、大問題となっているのです。 また、イナビルに言及され「解熱までの期間という観点からは、他剤との同等性が示されている」とされています。しかし、同等性試験を検索いたしましたが見つかりません。先行薬との間に単に有意差がないとの論文のことではないでしょうか。私どもはイナビルの認可の際に提出された資料から別紙（医療問題研究会発行）のような分析をして、少なくともプラセボより早く熱を下げる効果は証明されていない、と結論いたしております。この見解を裏付けるものとして、世界的規模で臨床試験をしていたアメリカのBiota社が昨年8月に、イナビルの臨床的効果を証明できないため臨床試験から撤退する由を発表しております。そのようなものが、日本での販売がトップとなっている今、科学的レビューの必要性が高まっているかと存じます。 以上より、再度の要望を以下のようにいたします。 ご回答をいただいた内容のうち論文の紹介では、子どもでは死亡率を証明できなかったこと、発熱期間の短縮は1日程度であること、を明記して、ご見解を周知する。 ご回答のようにイナビルはタミフル耐性に限定して使用すべきで、発熱期間の短縮に関する科学的に明らかなデータがないこと、アメリカBiota社の臨床試験から世界的には効果が認められなかったことを明らかにする。 科学的な評価をするために、日本開発の抗インフルエンザ薬のレビューをする。 以上を、再度お願いいたします。 2015年2月27日]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="_mcePaste">日本小児科学会への抗インフルエンザ薬に関する要望書に対する回答が示されました。<span id="more-2221"></span>本ニュースでその積極的面についてお知らせするとともに、抗インフルエンザ薬の効果を証明しているとする文献の問題点をご紹介しました。臨床薬理研で討議していただき、再要望書を提出しましたので掲載します。ご検討ください。</div>
<div id="_mcePaste">（はやし小児科　林）</div>
<blockquote>
<div>私どもの「抗インフルエンザ薬使用方法に関する要望書」に対して、昨年12月22日にご回答いただき大変ありがとうございました。</div>
<div id="_mcePaste">「抗インフルエンザ薬の治療効果に関する学会の見解」が、まずコクランレビューの結果に基づく見解として、効果と副作用を考慮して、「すなわち季節性インフルエンザ患者、軽症患者全例を対象とした、抗インフルエンザ薬の積極的推奨は当学会としても支持されないと考えます。」と明言されたことを大変うれしく存じます。</div>
<div id="_mcePaste">また、「回答」では、ラニナミビルはオセルタミビル耐性株への対応、ペラミビルは重症例への治療を想定しておられ、両剤の乱用に歯止めをかけておられます。</div>
<div id="_mcePaste">この見解は、日本小児科学会五十嵐会長と予防接種・感染症対策委員会が、科学的立場に立つことを広く国民に表明したものとして歓迎いたします。また、長年日本小児科学会で勉強してきたものとしては大変光栄に思うところです。つきましてはこの見解を、学会員などに広く周知されるようにお願いいたします。</div>
<div id="_mcePaste">ただし、後半に上げておられる、2つの論文につきましては、別紙に上げさせていただいた重大な問題点を含んでおります。特に、（Lancet　Respir　Med　2014;2:395-404）の論文では、小児について入院患者9,218人、死亡者325人を分析しながら、死亡率を下げることを示せていません。この、小児科学会として抜けてはならない重要な結果が、ご回答の記載から抜け落ちております。また、（Heinonen　S,　et　al.　Clin　Infect　Dis　2010;51:887-94）論文のデータのご説明で、解熱短縮期間を3.5日と書かれていますが、論文では1.2日になっています。この日数はコクランレビューの結果とほぼ同じです。この論文からは、抗インフルエンザ薬が、子どもでの死亡率を低下させる効果がないこと、他の研究結果からわずかな臨床症状の改善と引き換えに嘔吐などの副作用が生じることを考慮すれば、子どもには使用すべきでないとの結論が妥当と思われます。</div>
<div id="_mcePaste">次に、要望へのご回答の中で、抗インフルエンザ薬の備蓄は、「重篤な経過が想定される新型インフルエンザへの備えなので、軽症のインフルエンザ症例を対象としたレビューから得られる結論とは想定が大きく異なります。」とされています。しかし、現在の備蓄の根拠となった論文はKaiserl2003のものであり、それは季節性のインフルエンザを対象としたRCTのレビュー論文です。その他には、タミフル備蓄の意義を証明する科学的なデータはありません。だからこそ、Kaiser　2003論文の信憑性が疑われ、2009年のコクランレビューが出た後、大問題となっているのです。</div>
<div id="_mcePaste">また、イナビルに言及され「解熱までの期間という観点からは、他剤との同等性が示されている」とされています。しかし、同等性試験を検索いたしましたが見つかりません。先行薬との間に単に有意差がないとの論文のことではないでしょうか。私どもはイナビルの認可の際に提出された資料から別紙（医療問題研究会発行）のような分析をして、少なくともプラセボより早く熱を下げる効果は証明されていない、と結論いたしております。この見解を裏付けるものとして、世界的規模で臨床試験をしていたアメリカのBiota社が昨年8月に、イナビルの臨床的効果を証明できないため臨床試験から撤退する由を発表しております。そのようなものが、日本での販売がトップとなっている今、科学的レビューの必要性が高まっているかと存じます。</div>
<div id="_mcePaste">以上より、再度の要望を以下のようにいたします。</div>
<div id="_mcePaste">
<ol>
<li>ご回答をいただいた内容のうち論文の紹介では、子どもでは死亡率を証明できなかったこと、発熱期間の短縮は1日程度であること、を明記して、ご見解を周知する。</li>
<li>ご回答のようにイナビルはタミフル耐性に限定して使用すべきで、発熱期間の短縮に関する科学的に明らかなデータがないこと、アメリカBiota社の臨床試験から世界的には効果が認められなかったことを明らかにする。</li>
<li>科学的な評価をするために、日本開発の抗インフルエンザ薬のレビューをする。</li>
</ol>
</div>
<div id="_mcePaste">以上を、再度お願いいたします。</div>
<div id="_mcePaste" style="text-align: right;">2015年2月27日</div>
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		<title>いちどくを　この本『レントゲン、CT検査　医療被ばくのリスク』（NEWS　No.475　p07）</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Jul 2015 02:27:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[本の紹介]]></category>
		<category><![CDATA[475号2015年3月発行]]></category>

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		<description><![CDATA[『レントゲン、CT検査　医療被ばくのリスク』 高木学校 編著 ちくま文庫 900円＋税 （NPO）原子力資料情報室の代表として「核・原子力の開発利用を市民の立場から鋭く批判し、反原発運動に大きな影響を与えた核化学者」であった、故高木仁三郎氏（2000年没）が、その著作「市民科学者として生きる」（岩波新書）のなかで述べられているのですが、「象牙の塔の外側で、市民と関心を共有し、その目の高さから市民と共に活動でき、しかもそれなりの専門性を有する科学者・活動家を育てたいと考え」1998年に始められた「プロジェクト」が「高木学校」です。 本書は、2008年7月に刊行されていた「『増補新版　受ける？受けない？エックス線　CT検査―医療被ばくのリスク』（七つ森書館）を原著にしていますが、2011年3月に発生した福島原発事故を受けて「大幅に加筆」されて2014年4月に発行されています。 執筆者の高木学校医療被ばく問題研究グループは、前出の書物では以下のように紹介されています。「世界でも突出して多い日本の医療被ばくを低減する取組みを行っている。医学・生物学の知見に学びながら、被ばく線量を記録する手帳や医療被ばくの解説書の頒布、市民講座、出前講座などを行い被ばくする側の市民の声を医療界、業界、行政に届ける試みを行っている。」グループメンバーの崎山比早子氏（元放射線医学総合研究所主任研究員）や瀬川嘉之氏（物理学専門）、ほか3名の方々による共著ですが、医学に関わる多くは、福島原発事故国会事故調・委員でもあった崎山氏が執筆されています。また、 2004年、イギリスの医学誌「ランセット」にオックスフォード大学ベリングトンらの研究グループによる「診断用X線による発がんリスク：英国および14ヶ国の評価」が掲載され、日本でも新聞報道されました。日本の医療被ばくは世界で突出して高く、日本のがん発症者の3.2%（年間7587名）は放射線診断による被ばくが原因で、その数は1年間の交通事故死に匹敵する人数である、また、その割合は調査された欧米など15か国の中で最も高く、イギリス、ポーランドの5倍との内容でした。 医療被ばく線量増大にCT検査の占める役割が大きいことは明らかにされており、アメリカやイギリスではCT検査適応の厳密化や被ばく低減対策の取組が進められているにも関わらず、日本では「CTの利益に比べれば個人のリスクは少ない（小児放射線学会）」と、行政、学術団体も国民の被ばく線量を下げる対策を始めるどころか、福島原発事故後は、「100mSv以下は大丈夫」と、一般公衆の被ばく線量限度を1mSvから20mSvに引き上げる暴挙を行っています。本書には放射線の基礎的知識とともに、「低線量被ばくの危険性」を示す多くのデータが紹介されています。「暴挙」を許さない力を蓄えるためにも、ぜひ読んで頂きたい書物です。 小児科医　伊集院]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="_mcePaste"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-7.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-2227" title="475-7" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/475-7-217x300.jpg" alt="" width="217" height="300" /></a>『レントゲン、CT検査　医療被ばくのリスク』</div>
<div id="_mcePaste">高木学校 編著</div>
<div id="_mcePaste">ちくま文庫<span id="more-2226"></span></div>
<div>900円＋税</div>
<div id="_mcePaste">（NPO）原子力資料情報室の代表として「核・原子力の開発利用を市民の立場から鋭く批判し、反原発運動に大きな影響を与えた核化学者」であった、故高木仁三郎氏（2000年没）が、その著作「市民科学者として生きる」（岩波新書）のなかで述べられているのですが、「象牙の塔の外側で、市民と関心を共有し、その目の高さから市民と共に活動でき、しかもそれなりの専門性を有する科学者・活動家を育てたいと考え」1998年に始められた「プロジェクト」が「高木学校」です。</div>
<div id="_mcePaste">本書は、2008年7月に刊行されていた「『増補新版　受ける？受けない？エックス線　CT検査―医療被ばくのリスク』（七つ森書館）を原著にしていますが、2011年3月に発生した福島原発事故を受けて「大幅に加筆」されて2014年4月に発行されています。</div>
<div id="_mcePaste">執筆者の高木学校医療被ばく問題研究グループは、前出の書物では以下のように紹介されています。「世界でも突出して多い日本の医療被ばくを低減する取組みを行っている。医学・生物学の知見に学びながら、被ばく線量を記録する手帳や医療被ばくの解説書の頒布、市民講座、出前講座などを行い被ばくする側の市民の声を医療界、業界、行政に届ける試みを行っている。」グループメンバーの崎山比早子氏（元放射線医学総合研究所主任研究員）や瀬川嘉之氏（物理学専門）、ほか3名の方々による共著ですが、医学に関わる多くは、福島原発事故国会事故調・委員でもあった崎山氏が執筆されています。また、</div>
<div id="_mcePaste">2004年、イギリスの医学誌「ランセット」にオックスフォード大学ベリングトンらの研究グループによる「診断用X線による発がんリスク：英国および14ヶ国の評価」が掲載され、日本でも新聞報道されました。日本の医療被ばくは世界で突出して高く、日本のがん発症者の3.2%（年間7587名）は放射線診断による被ばくが原因で、その数は1年間の交通事故死に匹敵する人数である、また、その割合は調査された欧米など15か国の中で最も高く、イギリス、ポーランドの5倍との内容でした。</div>
<div id="_mcePaste">医療被ばく線量増大にCT検査の占める役割が大きいことは明らかにされており、アメリカやイギリスではCT検査適応の厳密化や被ばく低減対策の取組が進められているにも関わらず、日本では「CTの利益に比べれば個人のリスクは少ない（小児放射線学会）」と、行政、学術団体も国民の被ばく線量を下げる対策を始めるどころか、福島原発事故後は、「100mSv以下は大丈夫」と、一般公衆の被ばく線量限度を1mSvから20mSvに引き上げる暴挙を行っています。本書には放射線の基礎的知識とともに、「低線量被ばくの危険性」を示す多くのデータが紹介されています。「暴挙」を許さない力を蓄えるためにも、ぜひ読んで頂きたい書物です。</div>
<div id="_mcePaste">小児科医　伊集院</div>
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		<title>くすりのコラム　医療事故調査制度の行方（NEWS No.475 p08）</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Jul 2015 02:27:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[くすりのコラム]]></category>
		<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[475号2015年3月発行]]></category>

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		<description><![CDATA[昨年6月に成立した医療事故調査制度の施行を10月に控え、その具体的な指針づくりが進められています。制度は医療事故が発生した医療機関において院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関が収集・分析し再発防止につなげるための調査の仕組み等を、医療法に位置づけ、医療の安全を確保するものと厚生労働省のHPに書かれています。さて現在考えられている仕組みで十分な機能を果たすのでしょうか？ 私は間違った薬を患者さんに渡したことがあります。患者さんの家までお詫びに伺ったとき、患者さんから労いの言葉をかけてもらいました。申し訳ない気持ちとともに、怒られるのではないかと怯えた自分がとても恥ずかしくなりました。もし命に関わる重大な間違いであったら、どうなったでしょう？医療事故がどういうものなのか学校教育では教えられていません。社会にでて職場で「報告・連絡・相談」といったビジネスの基本を守って行動することが正しい行いを促してくれるとも限りません。医療事故を学ぶ機会を探し本を読み自分の経験を反芻していますが、私は重大な事故を起こしたとき正しい行動ができるのか自信がありません。 以前、医師の些細な過ちについて患者さんから相談されたことがありました。医師が初めついた「小さな嘘」は引き返せない「大きな嘘」になり事故は「過ち」ではなく「罪」になりました。薬局では上司から医師の嘘に合わせた言動を求められました。もちろん、そのような指示に従うことはありませんが、患者さんは医師から納得のいく謝罪もなく行き場を失った怒りを抱えて去っていきました。一方、医療機関では本来改善すべきシステムが放置されたままになりました。これがもし大きな事故だった場合、医療事故調査の報告をこの医療機関が公正にできるとは到底考えられません。「医療事故調査制度の施行に係る検討会」の議事録には医療機関が恣意的に運用できるよう、指針にぬけ穴を作ろうとする発言が多く見られます。24人いる委員のほとんどが医療関係者という不公平な構成で制度作りが進められています。医療事故遺族である構成委員の正しい主張にだれも賛同しない様子からは、この検討会が一部の構成員の独裁的な雰囲気の中で進められているのが分かります。 少し前まで医師からもらった薬の名前すらわからない時代がありました。 医院で誤薬が疑われる薬を渡されても何の薬か聞けなかったエピソードを私の母はつい昨日のように話します。1985年以降「医者からもらった薬がわかる本」が発行され母は錠剤の小さな刻印をみて何の薬か調べるようになりました。私は医療関係者ですが医療を安全に受けたいと願う母に育てられました。医療従事者は医療を受ける側でもあります。医療安全は全ての人のためにあります。私が重大な事故を起こし、いつまでも押収されない証拠や身内の捜査官に囲まれた時に正しい行動ができるのか本当に自信がありません。医療事故の問題だけでなく、日本の医療は最高だと嘘をつかせる構造は医療従事者の心を蝕んでいると感じます。「医療事故調査制度」は公正に運用されなければいけません。 薬剤師　小林]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="_mcePaste">昨年6月に成立した医療事故調査制度の施行を10月に控え、その具体的な指針づくりが進められています。<span id="more-2229"></span>制度は医療事故が発生した医療機関において院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関が収集・分析し再発防止につなげるための調査の仕組み等を、医療法に位置づけ、医療の安全を確保するものと厚生労働省のHPに書かれています。さて現在考えられている仕組みで十分な機能を果たすのでしょうか？</div>
<div id="_mcePaste">私は間違った薬を患者さんに渡したことがあります。患者さんの家までお詫びに伺ったとき、患者さんから労いの言葉をかけてもらいました。申し訳ない気持ちとともに、怒られるのではないかと怯えた自分がとても恥ずかしくなりました。もし命に関わる重大な間違いであったら、どうなったでしょう？医療事故がどういうものなのか学校教育では教えられていません。社会にでて職場で「報告・連絡・相談」といったビジネスの基本を守って行動することが正しい行いを促してくれるとも限りません。医療事故を学ぶ機会を探し本を読み自分の経験を反芻していますが、私は重大な事故を起こしたとき正しい行動ができるのか自信がありません。</div>
<div>以前、医師の些細な過ちについて患者さんから相談されたことがありました。医師が初めついた「小さな嘘」は引き返せない「大きな嘘」になり事故は「過ち」ではなく「罪」になりました。薬局では上司から医師の嘘に合わせた言動を求められました。もちろん、そのような指示に従うことはありませんが、患者さんは医師から納得のいく謝罪もなく行き場を失った怒りを抱えて去っていきました。一方、医療機関では本来改善すべきシステムが放置されたままになりました。これがもし大きな事故だった場合、医療事故調査の報告をこの医療機関が公正にできるとは到底考えられません。「医療事故調査制度の施行に係る検討会」の議事録には医療機関が恣意的に運用できるよう、指針にぬけ穴を作ろうとする発言が多く見られます。24人いる委員のほとんどが医療関係者という不公平な構成で制度作りが進められています。医療事故遺族である構成委員の正しい主張にだれも賛同しない様子からは、この検討会が一部の構成員の独裁的な雰囲気の中で進められているのが分かります。</div>
<div id="_mcePaste">少し前まで医師からもらった薬の名前すらわからない時代がありました。</div>
<div id="_mcePaste">医院で誤薬が疑われる薬を渡されても何の薬か聞けなかったエピソードを私の母はつい昨日のように話します。1985年以降「医者からもらった薬がわかる本」が発行され母は錠剤の小さな刻印をみて何の薬か調べるようになりました。私は医療関係者ですが医療を安全に受けたいと願う母に育てられました。医療従事者は医療を受ける側でもあります。医療安全は全ての人のためにあります。私が重大な事故を起こし、いつまでも押収されない証拠や身内の捜査官に囲まれた時に正しい行動ができるのか本当に自信がありません。医療事故の問題だけでなく、日本の医療は最高だと嘘をつかせる構造は医療従事者の心を蝕んでいると感じます。「医療事故調査制度」は公正に運用されなければいけません。</div>
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<div id="_mcePaste">薬剤師　小林</div>
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