<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>医療問題研究会 &#187; 502号2017年6月発行</title>
	<atom:link href="http://ebm-jp.com/tag/502%e5%8f%b72017%e5%b9%b46%e6%9c%88%e7%99%ba%e8%a1%8c/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://ebm-jp.com</link>
	<description>エビデンスに基づく保健・医学・薬学（EBM）の実践的研究を！</description>
	<lastBuildDate>Thu, 26 Mar 2026 06:57:20 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.0.3</generator>
		<item>
		<title>臨床薬理研・懇話会5月例会報告（NEWS No.502 p02）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p02/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p02/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2017 00:30:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3388</guid>
		<description><![CDATA[シリーズ「臨床薬理論文を批判的に読む」第25回 ICH–GCP が大幅刷新へ　関連話題「特定臨床研究」の新設 今回は「臨床薬理論文を批判的に読む」のシリーズタイトルからは少し離れますが、臨床試験の被験者保護（倫理性）と品質確保（科学性）のための国際基準であるICH-GCPが大幅に刷新されるという、知っておくべき大きな動きがあり紹介します。併せて、このことにも関連して臨床研究法案が2017年4月に成立、「特定臨床研究」という新たな区分が新設されましたので話題提供します。 ICH Reflection on &#8220;GCP Renovation&#8221;： Modernization of ICH E8 and Subsequent Renovation of ICH E6. January 2017. 小宮山靖.　GCP刷新（GCP Renovation）のインパクト. 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス誌2017年5月号. いずれもオープンアクセス。 ICH-GCP刷新 ICH-GCPガイドライン[E6（R2）]が2016年11月ステップ4合意（ガイドラインの最終化）されました。長く用いられてきたガイドラインの本文はそのままで、追補でデータ収集の電磁記録化を踏まえ臨床試験実施の効率を高めるという観点を追加、また品質マネジメントシステムの実装をスポンサー（日本では治験依頼者）に求めています。後者では、臨床試験の質の確保に用いる方法は試験に内在するリスクに応じたものとし、また収集する情報の重要性に応じたものでなければならないとも記載されています。 ICHではこの後すぐICH-GCPの抜本的刷新に取り組んでいます。現在のガイドラインには、例えばはじめて人に用いられる未承認薬とすでに承認を受けている医薬品とでは、それらを用いた被験者のリスクが当然異なりますが、そうした臨床試験の多様性に対応していないという欠陥があります。やっと是正に動き出したもので、ICH本部はすでに刷新の方向性を記述した上記のリフレクションペーパーについて、2017年1月から3月11日までパブリックコメントを実施済みです。 目標は、1） 臨床試験と2） データソースとの「多様性」に対応した適切でフレキシブルなガイダンスです。患者保護とデータの質は引き続き保持されます。また、対象範囲がアカデミアの行う臨床研究などに広げられます。医薬品承認を支えるランダム化比較試験に求めるリソースとコストのレベルを、そのままアカデミアの臨床研究に求めるのでなく多様性に応じたものとします。 手順としては、E8ガイドライン（臨床試験の一般指針）を更新し、次いでE6ガイドライン（GCP）を更新します。これらに関連してE19ガイドライン（安全性データの収集の最適化）も更新します。 臨床研究法案成立と「特定臨床研究」新設 ディオバンの研究不正を受けて臨床研究法案が2017年4月7日に、全会一致で可決成立しました。 法案では、主な対象となる臨床研究として新たに「特定臨床研究」を定めました。これには1） リスクが高い「未承認医薬品等または適応外医薬品等を用いる臨床研究」と、2）「医薬品等製造販売業者等から研究資金等の提供を受けて実施する臨床研究」の2つが該当します。 法案審議での付帯決議は次の2項を含んでいます。1） 臨床試験実施基準の策定に当たっては、ICH-GCPやGMPに準拠することにより、臨床研究の一層の信頼の確保に努めるとともに、国際的な規制との整合性を確保し、国際的な共同研究・共同治験の一層の推進に向けて取り組むこと、2）医薬品、医療機器等の開発を推進するため、治験と臨床研究の制度区分と活用方向を明確化して、臨床研究を促進するとともに、臨床研究で得られた情報を、医薬品、医療機器等の承認申請に係る資料として利活用できる仕組みについて速やかに検討すること。 法案では、特定臨床研究を実施するものは「臨床試験実施基準」に従って実施しなければならないとしており、「認定臨床研究審査委員会」が設置されます。実施基準や審査委員会については1年以内に厚労省が定めます。特定臨床研究がICH-GCPに準拠して行われ、承認申請で活用できるものとなるかはこの「臨床試験実施基準」の内容次第で重要です。 ディスカッションでは今後1年間の動きを注視していくこと、また最近話題となっている承認申請へのリアルワールドデータ利用をめぐる動きにも注意注意していくことが話し合われました。 薬剤師　寺岡]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>シリーズ「臨床薬理論文を批判的に読む」第25回<br />
ICH–GCP が大幅刷新へ　関連話題「特定臨床研究」の新設<br />
</strong><span id="more-3388"></span></p>
<p>今回は「臨床薬理論文を批判的に読む」のシリーズタイトルからは少し離れますが、臨床試験の被験者保護（倫理性）と品質確保（科学性）のための国際基準であるICH-GCPが大幅に刷新されるという、知っておくべき大きな動きがあり紹介します。併せて、このことにも関連して臨床研究法案が2017年4月に成立、「特定臨床研究」という新たな区分が新設されましたので話題提供します。<br />
ICH Reflection on &#8220;GCP Renovation&#8221;： Modernization of ICH E8 and Subsequent Renovation of ICH E6. January 2017.<br />
小宮山靖.　GCP刷新（GCP Renovation）のインパクト. 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス誌2017年5月号.<br />
いずれもオープンアクセス。</p>
<h6>ICH-GCP刷新</h6>
<p>ICH-GCPガイドライン[E6（R2）]が2016年11月ステップ4合意（ガイドラインの最終化）されました。長く用いられてきたガイドラインの本文はそのままで、追補でデータ収集の電磁記録化を踏まえ臨床試験実施の効率を高めるという観点を追加、また品質マネジメントシステムの実装をスポンサー（日本では治験依頼者）に求めています。後者では、臨床試験の質の確保に用いる方法は試験に内在するリスクに応じたものとし、また収集する情報の重要性に応じたものでなければならないとも記載されています。<br />
ICHではこの後すぐICH-GCPの抜本的刷新に取り組んでいます。現在のガイドラインには、例えばはじめて人に用いられる未承認薬とすでに承認を受けている医薬品とでは、それらを用いた被験者のリスクが当然異なりますが、そうした臨床試験の多様性に対応していないという欠陥があります。やっと是正に動き出したもので、ICH本部はすでに刷新の方向性を記述した上記のリフレクションペーパーについて、2017年1月から3月11日までパブリックコメントを実施済みです。<br />
目標は、1） 臨床試験と2） データソースとの「多様性」に対応した適切でフレキシブルなガイダンスです。患者保護とデータの質は引き続き保持されます。また、対象範囲がアカデミアの行う臨床研究などに広げられます。医薬品承認を支えるランダム化比較試験に求めるリソースとコストのレベルを、そのままアカデミアの臨床研究に求めるのでなく多様性に応じたものとします。<br />
手順としては、E8ガイドライン（臨床試験の一般指針）を更新し、次いでE6ガイドライン（GCP）を更新します。これらに関連してE19ガイドライン（安全性データの収集の最適化）も更新します。</p>
<h6>臨床研究法案成立と「特定臨床研究」新設</h6>
<p>ディオバンの研究不正を受けて臨床研究法案が2017年4月7日に、全会一致で可決成立しました。<br />
法案では、主な対象となる臨床研究として新たに「特定臨床研究」を定めました。これには1） リスクが高い「未承認医薬品等または適応外医薬品等を用いる臨床研究」と、2）「医薬品等製造販売業者等から研究資金等の提供を受けて実施する臨床研究」の2つが該当します。<br />
法案審議での付帯決議は次の2項を含んでいます。1） 臨床試験実施基準の策定に当たっては、ICH-GCPやGMPに準拠することにより、臨床研究の一層の信頼の確保に努めるとともに、国際的な規制との整合性を確保し、国際的な共同研究・共同治験の一層の推進に向けて取り組むこと、2）医薬品、医療機器等の開発を推進するため、治験と臨床研究の制度区分と活用方向を明確化して、臨床研究を促進するとともに、臨床研究で得られた情報を、医薬品、医療機器等の承認申請に係る資料として利活用できる仕組みについて速やかに検討すること。<br />
法案では、特定臨床研究を実施するものは「臨床試験実施基準」に従って実施しなければならないとしており、「認定臨床研究審査委員会」が設置されます。実施基準や審査委員会については1年以内に厚労省が定めます。特定臨床研究がICH-GCPに準拠して行われ、承認申請で活用できるものとなるかはこの「臨床試験実施基準」の内容次第で重要です。<br />
ディスカッションでは今後1年間の動きを注視していくこと、また最近話題となっている承認申請へのリアルワールドデータ利用をめぐる動きにも注意注意していくことが話し合われました。</p>
<p style="text-align: right;">薬剤師　寺岡</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p02/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>事故時の甲状腺内部被ばくの予防　安定ヨウ素剤（NEWS No.502 p04）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p04/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p04/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2017 00:29:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3391</guid>
		<description><![CDATA[放射能汚染から甲状腺被ばくを防ぐため、3歳未満の乳幼児に飲ませる安定ヨウ素のゼリー製剤（日医工）を、自治体が購入を希望すれば、7月から入手できるようになりました（東京新聞4月28日朝刊）。 昨年の3月に日本医師会は、「原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドライン」を策定しました。その中で経緯について、東電福島原発事故により緊急時の情報提供体制の不備、避難計画や事前準備の不足、対策の意志決定の不明確さなど、従来の防災対策での多くの問題点が明らかとなりました。また災害は施設周辺のみならず、広く都道府県に影響が及ぶことも想定し、医師会員が配布等の速やかな対応ができるように作成されています。 ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料なので、人間にとっては大切な栄養素です。原子力施設から放出された放射性ヨウ素が、呼吸や飲食物を通じて人体に取り込まれると、その10～30％は24時間以内に甲状腺に集積します。甲状腺は被ばくにより数年から数10年後にがんなどを発症します。安定ヨウ素剤を服用すると血液中のヨウ素濃度が上昇し、放射性ヨウ素の甲状腺への取り込みを抑え予防します。暴露前の24時間以内の服用で効果がみられます。 服用回数は原則1回で、複数回の連続服用は避けます。副作用は、チェルノブイリ事故後にポーランドで服用した約3万4千人では、後に残るものはないとされています。過敏症など服用不適や慎重服用に該当する人には注意が必要です。 原子力規制委員会による安定ヨウ素剤の服用方法は以下のようになっています。原子炉の半径概ね5㎞の区域内（PAZ）は、国の原子力災害対策指針により事前にヨウ素剤が配布されることになり、その区域のある鹿児島、福井、愛媛、北海道、京都、佐賀の各自治体はすでに配布をしています。また原発の概ね30㎞圏内（UPZ）は事前配布でなく、保健所などの保管施設に備蓄しますが、事故後の混乱の中で取りに行くことに無理があるとの意見があります。 6月5日の第27回福島県検討委員会で、福島県の小児甲状腺がん・疑いは191人、手術例は153例と増え続けています。事故直後に適切な安定ヨウ素剤の投与があれば、ポーランドの例からも防げた可能性は高いでしょう。 原発の再稼働が進む中、現在の生活に安定ヨウ素剤の知識は不可欠です。しかしこの薬で防げるのは甲状腺がんだけです。本当に健康を守るには、原発をなくし再生可能できれいなエネルギーの電気に早く切り替えることでしょう。 入江診療所　入江]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>放射能汚染から甲状腺被ばくを防ぐため、3歳未満の乳幼児に飲ませる安定ヨウ素のゼリー製剤（日医工）を、自治体が購入を希望すれば、7月から入手できるようになりました（東京新聞4月28日朝刊）。<span id="more-3391"></span><br />
昨年の3月に日本医師会は、「原子力災害における安定ヨウ素剤服用ガイドライン」を策定しました。その中で経緯について、東電福島原発事故により緊急時の情報提供体制の不備、避難計画や事前準備の不足、対策の意志決定の不明確さなど、従来の防災対策での多くの問題点が明らかとなりました。また災害は施設周辺のみならず、広く都道府県に影響が及ぶことも想定し、医師会員が配布等の速やかな対応ができるように作成されています。</p>
<p><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-1.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-3392" title="502-4-1" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-1.png" alt="" width="528" height="158" /></a></p>
<div id="attachment_3393" class="wp-caption alignnone" style="width: 129px"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-2.jpeg"><img class="size-full wp-image-3393" title="502-4-2" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-2.jpeg" alt="" width="119" height="119" /></a><p class="wp-caption-text">幼児用</p></div>
<div id="attachment_3394" class="wp-caption alignnone" style="width: 184px"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-3.jpeg"><img class="size-full wp-image-3394" title="502-4-3" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-3.jpeg" alt="" width="174" height="125" /></a><p class="wp-caption-text">大人用</p></div>
<p>ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料なので、人間にとっては大切な栄養素です。原子力施設から放出された放射性ヨウ素が、呼吸や飲食物を通じて人体に取り込まれると、その10～30％は24時間以内に甲状腺に集積します。甲状腺は被ばくにより数年から数10年後にがんなどを発症します。安定ヨウ素剤を服用すると血液中のヨウ素濃度が上昇し、放射性ヨウ素の甲状腺への取り込みを抑え予防します。暴露前の24時間以内の服用で効果がみられます。</p>
<p><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-4.png"><img class="aligncenter size-full wp-image-3398" title="502-4-4" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-4.png" alt="" width="542" height="196" /></a></p>
<p>服用回数は原則1回で、複数回の連続服用は避けます。副作用は、チェルノブイリ事故後にポーランドで服用した約3万4千人では、後に残るものはないとされています。過敏症など服用不適や慎重服用に該当する人には注意が必要です。<br />
原子力規制委員会による安定ヨウ素剤の服用方法は以下のようになっています。原子炉の半径概ね5㎞の区域内（PAZ）は、国の原子力災害対策指針により事前にヨウ素剤が配布されることになり、その区域のある鹿児島、福井、愛媛、北海道、京都、佐賀の各自治体はすでに配布をしています。また原発の概ね30㎞圏内（UPZ）は事前配布でなく、保健所などの保管施設に備蓄しますが、事故後の混乱の中で取りに行くことに無理があるとの意見があります。</p>
<p style="text-align: center;"><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-5.png"><img class="size-medium wp-image-3399 aligncenter" title="502-4-5" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-5-300x148.png" alt="" width="300" height="148" /></a><a href="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-6.png"><img class="alignnone size-medium wp-image-3400" title="502-4-6" src="http://ebm-jp.com/wp-content/uploads/502-4-6-300x101.png" alt="" width="300" height="101" /></a></p>
<p>6月5日の第27回福島県検討委員会で、福島県の小児甲状腺がん・疑いは191人、手術例は153例と増え続けています。事故直後に適切な安定ヨウ素剤の投与があれば、ポーランドの例からも防げた可能性は高いでしょう。<br />
原発の再稼働が進む中、現在の生活に安定ヨウ素剤の知識は不可欠です。しかしこの薬で防げるのは甲状腺がんだけです。本当に健康を守るには、原発をなくし再生可能できれいなエネルギーの電気に早く切り替えることでしょう。</p>
<p style="text-align: right;">入江診療所　入江</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p04/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>文献紹介：遺伝的影響のレビュー　全ての形態異常は10mSvで2倍になる（NEWS No.502 p05）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p05/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p05/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2017 00:29:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3402</guid>
		<description><![CDATA[問研ニュース第499号で、本年1月米国の核医学・分子イメージング（NMMI）学会雑誌に公表されたJ.A.Siegelらの論文の主題に対する批判点を挙げました。彼らは、画像診断レベルでの線量（100mGy未満）での発がん性を示す、信頼しうる証拠はないと主張し、放射線障害での線量蓄積性を否定、また彼ら自身が「仮説」として否定しているLSS（原爆被爆者の寿命調査）データを「いいとこ取り」で利用して、低線量では、大人より子どもの方が放射線への感受性が高いことはないと主張しています。 一方、ICRPの放射線防護基準勧告の中心的根拠であるLSSデータの問題点を疫学的知見から示す文献があります。低線量被ばくを受けた集団を対象とした遺伝疾患調査をまとめた（レビューした）論文が、2016年1月に公表されていました。ECRR（欧州放射線リスク委員会）のバスビー氏、プフルークバイル氏と共に、インゲ・シュミット・フォイヤハーケ氏を筆頭著者として公表された「放射線による遺伝へのリスク：低線量に関する論争で無視されている問題」と題した論説です。以下に要約を紹介します。 原子放射線の影響に関する国連科学委員会（UNSCEAR）と国際放射線防護委員会（ICRP）の承認を得て、電離放射線暴露に伴う人間での遺伝性疾患は、非常に低い発生リスクであると一般には広まっている。この評価は、マウスでの実験に基づいている。日本の被ばく者では影響が無かったと伝えられているためである。この評価の正確性と科学的妥当性の調査を目的としている。 方法としては、電離放射線暴露後の遺伝的影響に関して公表されたevidence（証拠）をレビューした。限定はしていないが、とりわけ、チェルノブイリ原発事故や大気圏内核実験での放射性降下物（死の灰）による汚染を受けた住民を対象とした。（ヨーロッパ3調査・ベラルーシ6調査・ウクライナ3調査・トルコ4調査・ブルガリア2調査・ドイツ5調査） （職業被ばくを受けた男性の子供に関して10調査）　両親の被ばく後に観察された早期死亡、先天性形態異常、ダウン症候群、がん及びその他の遺伝的影響についての調査結果を編集した。また日本の被ばく者調査結果をより精密に調査もして、その科学的妥当性を論議した。 結果として、殆ど全てのタイプの先天性障害が、1から10mSvの低線量で認められた。周産期疫学での生物学的機序および線量と反応（effect）が直線関係との想定に基づくと、これらの知見が、現在通用しているリスク評価（current risk）と一致しないと我々は論ずる。証拠（evidence）は、線量反応関係が直線的でなく、2相性あるいは（豚の背に似た）上に凸で、10mSv以上では大部分が最高値そして下降することを支持している。 放射線による遺伝的影響について、現在広まっているリスクモデルは安全ではないと我々は結論する。線量反応関係は、最小線量で最大の反応を呈する非直線的なものである。チェルノブイリのデータを使って、我々は、全ての形態異常での過剰相対リスクは積算線量10mSvあたり1.0を引き出した。（即ち、リスクは2倍になる） 日本の原爆被爆者の疫学的調査の安全性は、対照群の選定での誤り、内部被曝影響をなおざりにしたこと、直線的線量反応とする想定により、科学的にも倫理哲学的にも疑わしいとの論議がある。 各調査結果の1年あたりの概算被ばく線量値をみても、福島での避難指示解除基準の50mSv未満／年の線量は非倫理的政策だと怒りを抱きます。 伊集院]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://ebm-jp.com/2017/06/news-499-2017-03-p05/">問研ニュース第499号で、本年1月米国の核医学・分子イメージング（NMMI）学会雑誌に公表されたJ.A.Siegelらの論文の主題に対する批判点</a>を挙げました。<span id="more-3402"></span>彼らは、画像診断レベルでの線量（100mGy未満）での発がん性を示す、信頼しうる証拠はないと主張し、放射線障害での線量蓄積性を否定、また彼ら自身が「仮説」として否定しているLSS（原爆被爆者の寿命調査）データを「いいとこ取り」で利用して、低線量では、大人より子どもの方が放射線への感受性が高いことはないと主張しています。<br />
一方、ICRPの放射線防護基準勧告の中心的根拠であるLSSデータの問題点を疫学的知見から示す文献があります。低線量被ばくを受けた集団を対象とした遺伝疾患調査をまとめた（レビューした）論文が、2016年1月に公表されていました。ECRR（欧州放射線リスク委員会）のバスビー氏、プフルークバイル氏と共に、インゲ・シュミット・フォイヤハーケ氏を筆頭著者として公表された「放射線による遺伝へのリスク：低線量に関する論争で無視されている問題」と題した論説です。以下に要約を紹介します。<br />
原子放射線の影響に関する国連科学委員会（UNSCEAR）と国際放射線防護委員会（ICRP）の承認を得て、電離放射線暴露に伴う人間での遺伝性疾患は、非常に低い発生リスクであると一般には広まっている。この評価は、マウスでの実験に基づいている。日本の被ばく者では影響が無かったと伝えられているためである。この評価の正確性と科学的妥当性の調査を目的としている。<br />
方法としては、電離放射線暴露後の遺伝的影響に関して公表されたevidence（証拠）をレビューした。限定はしていないが、とりわけ、チェルノブイリ原発事故や大気圏内核実験での放射性降下物（死の灰）による汚染を受けた住民を対象とした。（ヨーロッパ3調査・ベラルーシ6調査・ウクライナ3調査・トルコ4調査・ブルガリア2調査・ドイツ5調査） （職業被ばくを受けた男性の子供に関して10調査）　両親の被ばく後に観察された早期死亡、先天性形態異常、ダウン症候群、がん及びその他の遺伝的影響についての調査結果を編集した。また日本の被ばく者調査結果をより精密に調査もして、その科学的妥当性を論議した。</p>
<p>結果として、殆ど全てのタイプの先天性障害が、1から10mSvの低線量で認められた。周産期疫学での生物学的機序および線量と反応（effect）が直線関係との想定に基づくと、これらの知見が、現在通用しているリスク評価（current risk）と一致しないと我々は論ずる。証拠（evidence）は、線量反応関係が直線的でなく、2相性あるいは（豚の背に似た）上に凸で、10mSv以上では大部分が最高値そして下降することを支持している。<br />
放射線による遺伝的影響について、現在広まっているリスクモデルは安全ではないと我々は結論する。線量反応関係は、最小線量で最大の反応を呈する非直線的なものである。チェルノブイリのデータを使って、我々は、全ての形態異常での過剰相対リスクは積算線量10mSvあたり1.0を引き出した。（即ち、リスクは2倍になる） 日本の原爆被爆者の疫学的調査の安全性は、対照群の選定での誤り、内部被曝影響をなおざりにしたこと、直線的線量反応とする想定により、科学的にも倫理哲学的にも疑わしいとの論議がある。</p>
<p>各調査結果の1年あたりの概算被ばく線量値をみても、福島での避難指示解除基準の50mSv未満／年の線量は非倫理的政策だと怒りを抱きます。</p>
<p style="text-align: right;">伊集院</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p05/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>事実上、18倍の甲状腺がん多発を認めた 「山下俊一論文」（NEWS No.502 p06）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p06/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p06/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2017 00:29:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3406</guid>
		<description><![CDATA[甲状腺がん増加の程度について、津田敏秀氏らのEpidemiology論文は、福島県での発見率は、日本の全国平均の30倍としました。この計算は、「有病期間」(この場合は、エコー検診による発見から症状発現時期)を4年間としています。すなわち、「発見率/全国罹患率（120）÷４＝30」です。 甲状腺がんの多発を認めたくない原発村の「学者」達は、多発でなくずっと後に症状が出て全国統計に現れるがんや消滅してしまうがんをエコーで見つけてしまった「スクリーニング効果」だと言っています。それは「有病期間＋α」ということになります。そうすると、福島での発見率は全国平均罹患率の120倍ですから、「スクリーニング効果」で120倍もの余分のがんが発見されていることになります。 私がデータを収集して初めて証明した（医問研ニュース2013年7月）ように、この福島での多発を「スクリーニング効果」で説明するのは、チェルノブイリ事故後、I131消滅後に妊娠した子ども達や低線量地域では、数万人の検診でも一人も見つかっていないという事実と相容れません。 しかし、「スクリーニング効果」はある程度あることも事実です。それではどの程度かというと、山下氏らの「スクリーニング効果説」によれば、前述したように「スクリーニング効果」は120倍ということになります。 ところが、原発村の山下俊一氏が「医学のあゆみ」論文1)で、最近のロシアでの研究では「スクリーニング効果」は6.7倍であったと書いていたのです。引用されているのはIvanovが筆頭著者の論文です。さっそく、PubMedで検索しましたがヒットしません。仕方がないので日本医師会の図書館に発注して手に入れました。しかし、偶然Google検索をしてみると見つかりました2)。 その論文は、本文はロシア語でしたが、英語の要約がついていました。（本文のGoogleで英訳をしたのですが、まだ読めていません。また、この計算がどれほど正確なのかは私には評価できません。）6.7倍というのは18歳未満で、18歳以上はたった1.5倍です。しかも6.7というのは、1991年から1995年までのデータで、以後はその半分と書いています。山下氏は彼らにとって最も都合のよい6.7という数字だけを紹介しているのです。 とは言え、この6.7という数字は重大な意味を持ちます。スクリーニング効果が6.7であれば、全国罹患率の120倍の発見率の意味するところは、福島県の甲状腺がんは120÷6.7=18で、全国罹患率の18倍発生していることを意味します。 山下氏が同じ論文で書いている、福島県県民健康調査で発見される異常に多数の甲状腺がんは「スクリーニング効果」だという論旨は、彼が紹介している「スクリーニング効果＝6.7倍」によって完全に否定されているのです。 はやし小児科　林 1)　山下俊一、医学のあゆみ2017;260: ２）http://www.radiation-and-risk.com/en/year2016-en/issue2]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>甲状腺がん増加の程度について、津田敏秀氏らのEpidemiology論文は、福島県での発見率は、日本の全国平均の30倍としました。<span id="more-3406"></span>この計算は、「有病期間」(この場合は、エコー検診による発見から症状発現時期)を4年間としています。すなわち、「発見率/全国罹患率（120）÷４＝30」です。</p>
<p>甲状腺がんの多発を認めたくない原発村の「学者」達は、多発でなくずっと後に症状が出て全国統計に現れるがんや消滅してしまうがんをエコーで見つけてしまった「スクリーニング効果」だと言っています。それは「有病期間＋α」ということになります。そうすると、福島での発見率は全国平均罹患率の120倍ですから、「スクリーニング効果」で120倍もの余分のがんが発見されていることになります。</p>
<p>私がデータを収集して初めて証明した（医問研ニュース2013年7月）ように、この福島での多発を「スクリーニング効果」で説明するのは、チェルノブイリ事故後、I131消滅後に妊娠した子ども達や低線量地域では、数万人の検診でも一人も見つかっていないという事実と相容れません。</p>
<p>しかし、「スクリーニング効果」はある程度あることも事実です。それではどの程度かというと、山下氏らの「スクリーニング効果説」によれば、前述したように「スクリーニング効果」は120倍ということになります。</p>
<p>ところが、原発村の山下俊一氏が「医学のあゆみ」論文<strong>1)</strong>で、最近のロシアでの研究では「スクリーニング効果」は6.7倍であったと書いていたのです。引用されているのはIvanovが筆頭著者の論文です。さっそく、PubMedで検索しましたがヒットしません。仕方がないので日本医師会の図書館に発注して手に入れました。しかし、偶然Google検索をしてみると見つかりました<strong>2)</strong>。</p>
<p>その論文は、本文はロシア語でしたが、英語の要約がついていました。（本文のGoogleで英訳をしたのですが、まだ読めていません。また、この計算がどれほど正確なのかは私には評価できません。）6.7倍というのは18歳未満で、18歳以上はたった1.5倍です。しかも6.7というのは、1991年から1995年までのデータで、以後はその半分と書いています。山下氏は彼らにとって最も都合のよい6.7という数字だけを紹介しているのです。<br />
とは言え、この6.7という数字は重大な意味を持ちます。スクリーニング効果が6.7であれば、全国罹患率の120倍の発見率の意味するところは、福島県の甲状腺がんは120÷6.7=18で、全国罹患率の18倍発生していることを意味します。</p>
<p>山下氏が同じ論文で書いている、福島県県民健康調査で発見される異常に多数の甲状腺がんは「スクリーニング効果」だという論旨は、彼が紹介している「スクリーニング効果＝6.7倍」によって完全に否定されているのです。</p>
<p style="text-align: right;">はやし小児科　林</p>
<p>1)　山下俊一、医学のあゆみ2017;260:<br />
２）<a href="http://www.radiation-and-risk.com/en/year2016-en/issue2">http://www.radiation-and-risk.com/en/year2016-en/issue2</a></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p06/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>6・4尊厳ある暮らしを守る集い報告（NEWS No.502 p07）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p07/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p07/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2017 00:28:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3408</guid>
		<description><![CDATA[6月4日（日）に大阪市城東区のクレオ大阪東で「もう黙ってられへんで!!尊厳ある暮らしを守る集い」が開かれました。主催は「尊厳ある暮らしを!」連絡会と平和と民主主義をともにつくる会・大阪（山川会）です。 基調報告では、2025年問題が近づき、介護保険料の高騰、介護の労働力不足が問題化していること、政府は、特養入所要件を引き上げたり、要支援者のサービスを介護保険から外して自治体事業に移行したりしていて、介護難民の増大や事業所の経営悪化が必至だということ、生きていていいのだと思える尊厳ある暮らしを守るために、従事者、利用者、家族がつながってネットワークをつくり、みんなで声を上げていこうと提起されました。 介護従事者からは利用者の介護事例が報告されました。要介護4の98歳の女性ですが、本人や家族の思いがあり、1日3回ヘルパー訪問を受けながら独居されています。本人とのやり取りで体調や思いを確認しながら時間や労力はかかるが、尊い仕事と思えてくる、しかし安倍政権は人生の最後を支える介護を切り捨てており、怒りを感じるとの報告でした。 その後、利用者、家族、事業者、従事者、その他の関係者から多くの発言がありました。障害者の女性は生活保護担当職員の不誠実な対応に怒りを述べていました。山川会の山川氏は、徹底した民営化、効率化を進める大阪市に対して、当事者として障害者や家族、事業者も行政交渉しよう、と提起されました。介護従事者は、重度者を無資格者がみることの危険性や自治体事業化による経営困難化の危機感を述べました。枚方市民の会からは、医療法人が介護施設もつくって法人内で利用者を循環させている実態と、丁寧に関わっている小規模事業所が大切にされるべきことを報告されました。 参加者からは、医師はどうして独居を希望する利用者や家族を怒るのかと疑問が挙がり、梅田と森さんとが対応しました。一般的な医師は自己決定権とか当事者の思いについての理解が乏しく、生活を支えるという視点もないのだろう、しかし医師にもっと当事者や家族の思いや実情を伝えて医師を教育するくらいのつもりがいいのではないかと回答しました。 利用者、家族、事業者、従事者、それ以外にも関わる人が怒りを共有して、みんな当事者となってネットワークをつくり、行政交渉や署名などの行動を拡げていこうという思いを一つにできた、大変内容の濃い集いでした。 いわくら病院　梅田]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>6月4日（日）に大阪市城東区のクレオ大阪東で「もう黙ってられへんで!!尊厳ある暮らしを守る集い」が開かれました。<span id="more-3408"></span>主催は「尊厳ある暮らしを!」連絡会と平和と民主主義をともにつくる会・大阪（山川会）です。<br />
基調報告では、2025年問題が近づき、介護保険料の高騰、介護の労働力不足が問題化していること、政府は、特養入所要件を引き上げたり、要支援者のサービスを介護保険から外して自治体事業に移行したりしていて、介護難民の増大や事業所の経営悪化が必至だということ、生きていていいのだと思える尊厳ある暮らしを守るために、従事者、利用者、家族がつながってネットワークをつくり、みんなで声を上げていこうと提起されました。<br />
介護従事者からは利用者の介護事例が報告されました。要介護4の98歳の女性ですが、本人や家族の思いがあり、1日3回ヘルパー訪問を受けながら独居されています。本人とのやり取りで体調や思いを確認しながら時間や労力はかかるが、尊い仕事と思えてくる、しかし安倍政権は人生の最後を支える介護を切り捨てており、怒りを感じるとの報告でした。<br />
その後、利用者、家族、事業者、従事者、その他の関係者から多くの発言がありました。障害者の女性は生活保護担当職員の不誠実な対応に怒りを述べていました。山川会の山川氏は、徹底した民営化、効率化を進める大阪市に対して、当事者として障害者や家族、事業者も行政交渉しよう、と提起されました。介護従事者は、重度者を無資格者がみることの危険性や自治体事業化による経営困難化の危機感を述べました。枚方市民の会からは、医療法人が介護施設もつくって法人内で利用者を循環させている実態と、丁寧に関わっている小規模事業所が大切にされるべきことを報告されました。<br />
参加者からは、医師はどうして独居を希望する利用者や家族を怒るのかと疑問が挙がり、梅田と森さんとが対応しました。一般的な医師は自己決定権とか当事者の思いについての理解が乏しく、生活を支えるという視点もないのだろう、しかし医師にもっと当事者や家族の思いや実情を伝えて医師を教育するくらいのつもりがいいのではないかと回答しました。<br />
利用者、家族、事業者、従事者、それ以外にも関わる人が怒りを共有して、みんな当事者となってネットワークをつくり、行政交渉や署名などの行動を拡げていこうという思いを一つにできた、大変内容の濃い集いでした。</p>
<p style="text-align: right;">いわくら病院　梅田</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p07/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>くすりのコラム　お金と薬（NEWS No.502 p08）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p08/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p08/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 20 Sep 2017 00:24:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3413</guid>
		<description><![CDATA[最近、失業した患者さんが主治医から「収入も減るし高い薬を止めないといけないなあ」と言われたそうです。患者さんの生活面の話を聞いて、懐具合を気にしてくれるお医者さんの話は聞いていて温かい気持ちになります。体のことを考え金銭的に無理しても必要な薬を継続することも大事ですが、短い診療時間に「必要な薬だから出します、飲んでください」の一言で片付けられた患者さんは納得できないと嘆いています。患者さんの経済状態には医療を受けることで却って悪化することが心配されるものもあります。 10年ほど前に高額なガンの薬のためダブルワークをしている患者さんに出会いました。病気になるまでは昼間の仕事だけで暮らせていたのですが、治療のため昼間の仕事も度々休まなければならず、病気で今まで以上にお金がどうしても必要になり夜間の仕事を始めることになったのです。彼女の始めた夜間の仕事はホテルのベッドメイキングで、他にシーツ・タオルなどの洗濯・仕上げをするリネン業務も含まれていました。窓のない個室のリネン室は大型乾燥機などが並び、高い湿度と室温が40度近くにも上がる過酷な環境であることを話してくれました。慣れない間は上手に水分補給ができずふらふらになったそうです。彼女はどんなに生活が困難でも受けられる治療に感謝して給料日には「薬代待ってくれて有難う」と言って薬代を持ってきてくれました。 大手電機メーカーの下請け工場で働いている高齢男性は「眠らない薬」を希望してリタリンが処方されました。眠りたくない理由を聞かずに医師は「眠らない薬」をそのまま処方したことに驚きました。リタリンは病的な眠気を引き起こす「ナルコレプシー」に適応のある薬です。その男性は疲れきって出ている眠気を抑える薬を欲しがっていたのです。男性は、元請けから短い納期で部品を仕上げるよう要求され、不良品を出してしまいました。その損害を大手メーカーから要求されていること、不良品と交換するための部品を新たに作らなければいけないことなど話してくれました。工場の社長に「お前が寝ながら作るからこんなことになったんや。病院で眠らん薬を出してもらえ。」と言われて心療内科に来たそうです。こんな薬飲んでも何も事態は良くならないし間違っていることを話ましたが、受診した証拠が必要だと必要のない薬を男性は持って帰ると言いました。仕事で真っ黒に煤けて皮の厚くなった指先で、ボロボロの小銭入れからお金をつまみ出し私にお金を払ってくれました。その光景が私の頭から離れません。私は何もしてあげられず、とても悪いことをして生活している自分を意識しました。この男性の抱える問題は医療で改善できるものではなかったのです。 「厚生労働省は14日、医薬品の値段（薬価）に「費用対効果」を反映させる制度の導入を前に、一般市民を対象に全国で実施する意識調査の詳細を決めた。1年間延命を可能にする薬への支払額をいくらまで許容できるか面接で聞く。」と報道されました。ここに本当の弱者の声は反映されるのでしょうか？何もできなくても、みんなで、ほんの少し弱者の声に耳を傾けて聞いて欲しいです。 薬剤師　小林]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>最近、失業した患者さんが主治医から「収入も減るし高い薬を止めないといけないなあ」と言われたそうです。<span id="more-3413"></span>患者さんの生活面の話を聞いて、懐具合を気にしてくれるお医者さんの話は聞いていて温かい気持ちになります。体のことを考え金銭的に無理しても必要な薬を継続することも大事ですが、短い診療時間に「必要な薬だから出します、飲んでください」の一言で片付けられた患者さんは納得できないと嘆いています。患者さんの経済状態には医療を受けることで却って悪化することが心配されるものもあります。</p>
<p>10年ほど前に高額なガンの薬のためダブルワークをしている患者さんに出会いました。病気になるまでは昼間の仕事だけで暮らせていたのですが、治療のため昼間の仕事も度々休まなければならず、病気で今まで以上にお金がどうしても必要になり夜間の仕事を始めることになったのです。彼女の始めた夜間の仕事はホテルのベッドメイキングで、他にシーツ・タオルなどの洗濯・仕上げをするリネン業務も含まれていました。窓のない個室のリネン室は大型乾燥機などが並び、高い湿度と室温が40度近くにも上がる過酷な環境であることを話してくれました。慣れない間は上手に水分補給ができずふらふらになったそうです。彼女はどんなに生活が困難でも受けられる治療に感謝して給料日には「薬代待ってくれて有難う」と言って薬代を持ってきてくれました。</p>
<p>大手電機メーカーの下請け工場で働いている高齢男性は「眠らない薬」を希望してリタリンが処方されました。眠りたくない理由を聞かずに医師は「眠らない薬」をそのまま処方したことに驚きました。リタリンは病的な眠気を引き起こす「ナルコレプシー」に適応のある薬です。その男性は疲れきって出ている眠気を抑える薬を欲しがっていたのです。男性は、元請けから短い納期で部品を仕上げるよう要求され、不良品を出してしまいました。その損害を大手メーカーから要求されていること、不良品と交換するための部品を新たに作らなければいけないことなど話してくれました。工場の社長に「お前が寝ながら作るからこんなことになったんや。病院で眠らん薬を出してもらえ。」と言われて心療内科に来たそうです。こんな薬飲んでも何も事態は良くならないし間違っていることを話ましたが、受診した証拠が必要だと必要のない薬を男性は持って帰ると言いました。仕事で真っ黒に煤けて皮の厚くなった指先で、ボロボロの小銭入れからお金をつまみ出し私にお金を払ってくれました。その光景が私の頭から離れません。私は何もしてあげられず、とても悪いことをして生活している自分を意識しました。この男性の抱える問題は医療で改善できるものではなかったのです。</p>
<p>「厚生労働省は14日、医薬品の値段（薬価）に「費用対効果」を反映させる制度の導入を前に、一般市民を対象に全国で実施する意識調査の詳細を決めた。1年間延命を可能にする薬への支払額をいくらまで許容できるか面接で聞く。」と報道されました。ここに本当の弱者の声は反映されるのでしょうか？何もできなくても、みんなで、ほんの少し弱者の声に耳を傾けて聞いて欲しいです。</p>
<p style="text-align: right;">薬剤師　小林</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/09/news-502-2017-06-p08/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>EBMの前進：WHOタミフルを重症患者に限定使用、に格下げ （NEWS No.502 p01）</title>
		<link>http://ebm-jp.com/2017/07/news-502-2017-06-p01/</link>
		<comments>http://ebm-jp.com/2017/07/news-502-2017-06-p01/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Jul 2017 06:12:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[医問研ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[502号2017年6月発行]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://ebm-jp.com/?p=3320</guid>
		<description><![CDATA[6月6日に発表されたWHOが世界中で使用する基本的薬品リスト1）の中で、これまで「中核的薬剤」とされていたタミフルが、「補助的薬剤」に格下げされました。しかも、使用は入院・重症に限るとなっています。 このことが英国医学雑誌BMJ2）に載っていることを、読者の方に教えてもらいました。この中で、BMJの編集長は、臨床試験データの入手と独立したレビューへの闘いの一里塚、と述べています。 今回のWHOの決定は、医問研の運動によって公表された3）日本小児科学会の見解と似ています。重症に効くとの確かな証拠もないので、使用を重症に限定することは妥協の産物かも知れませんが、重症はまれですから重篤な副作用をほぼなくせます。 ご存じの様に2009年インフルエンザ・パンデミックの最中、米疾病管理センターCDCを先頭にWHOも含めてほとんどの政府・国際機関は抗インフルエンザ薬を推奨しました。 しかも、EBMの砦であるコクランレビューも、備蓄や臨床使用の根拠である入院や肺炎を防ぐとしていたのです。タミフルを使用していない医問研の仲間は窮地に立ちました。 ところで、コクランレビューにはその結論などへの反論を「Feedback」する制度があり、すでにインフルエンザワクチンでFeedbackが掲載されていた私は同年7月に投稿しました。内容は、このタミフルのレビューに採用した文献には、タミフルの製造販売企業ロシュ社の内部資料的な怪しい文献も入っており、それを除けば、統計的有意のある効果はないこと、ロシュ社から利益を受けている著者達の文献が使われているなど、データが信用できないとの指摘でした。 このレビューを率いるT・ジェファーソン氏は、このFeedbackに応じレビューの再検討を開始、正確なレビューにするためにロシュ社に元データの公開を要求しました。ロシュ社はそれを拒否、コクラン・BMJ・英国営放送BBCなどがデータ開示運動を展開して公開させ、EBMの「革命的」4）前進を勝ち取りました。そのデータも含めて、浜六郎氏も参加したレビューが現在のものです。 その結論に基づけば、タミフルは「中心的」薬剤ではないことが明白になったため、WHOのエッセンシャル・ドラッグが改訂されたのです。 最後になりましたが、WHOはパンデミックと季節性インフルエンザの「管理のガイドライン」からタミフルなどを削除することも示唆しています。 今回のWHOの改訂は、コクランなどのEBMを発展させようとする世界の仲間と協力すれば、EBMをゆがめる製薬企業との闘いに勝利できることを示した大きな成果です。 はやし小児科　林 1） WHO Model List of Essential Medicines 20th List (March 2017) 2） Kmietowicz Z. BMJ 2017; 357 J2841 doi: 10.1136/bmj.j2841 3） http://ebm-jp.com/2016/04/report20151102/ 4） ベン・ゴールドエイカー「悪の製薬」青土社2015年]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>6月6日に発表されたWHOが世界中で使用する基本的薬品リスト<strong>1）</strong>の中で、これまで「中核的薬剤」とされていたタミフルが、「補助的薬剤」に格下げされました。しかも、使用は入院・重症に限るとなっています。<span id="more-3320"></span><br />
このことが英国医学雑誌BMJ<strong>2）</strong>に載っていることを、読者の方に教えてもらいました。この中で、BMJの編集長は、臨床試験データの入手と独立したレビューへの闘いの一里塚、と述べています。<br />
今回のWHOの決定は、医問研の運動によって公表された<strong>3）</strong>日本小児科学会の見解と似ています。重症に効くとの確かな証拠もないので、使用を重症に限定することは妥協の産物かも知れませんが、重症はまれですから重篤な副作用をほぼなくせます。<br />
ご存じの様に2009年インフルエンザ・パンデミックの最中、米疾病管理センターCDCを先頭にWHOも含めてほとんどの政府・国際機関は抗インフルエンザ薬を推奨しました。<br />
しかも、EBMの砦であるコクランレビューも、備蓄や臨床使用の根拠である入院や肺炎を防ぐとしていたのです。タミフルを使用していない医問研の仲間は窮地に立ちました。<br />
ところで、コクランレビューにはその結論などへの反論を「Feedback」する制度があり、すでにインフルエンザワクチンでFeedbackが掲載されていた私は同年7月に投稿しました。内容は、このタミフルのレビューに採用した文献には、タミフルの製造販売企業ロシュ社の内部資料的な怪しい文献も入っており、それを除けば、統計的有意のある効果はないこと、ロシュ社から利益を受けている著者達の文献が使われているなど、データが信用できないとの指摘でした。<br />
このレビューを率いるT・ジェファーソン氏は、このFeedbackに応じレビューの再検討を開始、正確なレビューにするためにロシュ社に元データの公開を要求しました。ロシュ社はそれを拒否、コクラン・BMJ・英国営放送BBCなどがデータ開示運動を展開して公開させ、EBMの「革命的」4）前進を勝ち取りました。そのデータも含めて、浜六郎氏も参加したレビューが現在のものです。<br />
その結論に基づけば、タミフルは「中心的」薬剤ではないことが明白になったため、WHOのエッセンシャル・ドラッグが改訂されたのです。<br />
最後になりましたが、WHOはパンデミックと季節性インフルエンザの「管理のガイドライン」からタミフルなどを削除することも示唆しています。<br />
今回のWHOの改訂は、コクランなどのEBMを発展させようとする世界の仲間と協力すれば、EBMをゆがめる製薬企業との闘いに勝利できることを示した大きな成果です。</p>
<p style="text-align: right;">はやし小児科　林</p>
<p>1）	WHO Model List of Essential Medicines 20th List (March 2017)<br />
2）	Kmietowicz Z. BMJ 2017; 357 J2841 doi: 10.1136/bmj.j2841<br />
3）	http://ebm-jp.com/2016/04/report20151102/<br />
4）	ベン・ゴールドエイカー「悪の製薬」青土社2015年</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://ebm-jp.com/2017/07/news-502-2017-06-p01/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>
