本 今回は劣化ウラン関連の2つのパンフレットを紹介します

「アフガニスタンにおける劣化ウラン戦争:重大疑惑と検証−このむごたらしい『新型核兵器』をイラクで使わせないために−」
発行:アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名運動事務局
注文先:〒580-23 松原市南新町3-3-28 阪南中央病院労働組合気付
ホームページ http://jca.apc.org/stopUSwar/

このパンフレットは,新たな核戦争である劣化ウラン弾について大変多くの,また最新の情報を得ることができます.

まず,劣化ウラン弾ってなに?と言う方には,74ページから4ページでごく簡単に説明されていますので,そこから読めば理解しやすい.

中心的な内容は,アフガニスタンへの一方的な攻撃で劣化ウラン弾が使用されているのか,どれほど使用されたのか,どんな爆弾が使われたのか,についてで す.まずニューハンプシャー大学マーク・W・ヘロルド教授の短い論文が翻訳されています.これによれば,1991年の湾岸戦争には,320-750ト ン,1999年のユーゴ戦争には10-200トンでしたが,アフガニスタンには500-600トンと推定しています.またバンカーバスターは,実に1.5 トンの劣化ウランを含んでいますが,これがカンダハルなどに打ち込まれたなど,具体的な事実を列挙しています.

次のダイ・ウィリアムズの論文は,緊迫しているイラク攻撃に使われようとしている劣化ウラン弾について5トン以上の劣化ウランを持つビッグBLUというバンカーバスター爆弾や巡航ミサイルなどが紹介されています.

パンフレットの前半はこれらの論文の解説などですが,劣化ウラン弾に関するウェブサイトが多数紹介されていることも特徴です.

「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷ICTA公聴会記録第1集」
編集: 同実行委員会 共同代表 前田朗,サラ・サンダース
注文先:536-0016 大阪市城東区蒲生2-10-34-201
または162-814 東京都新宿区新小川町9-7 A302
アフガニスタン国際戦犯民衆法廷実行委員会
ホームページ http://afghan-tribunal.3005.net/

劣化ウランのパンフレット買ったのは,先日中之島で開催された,第2回フガニスタン民衆法廷の場でした.劣化ウラン弾問題を調査しなければならないと思ったのは,この民衆法廷に刺激されたからです.

第一回民衆法廷は,東京で開催されましたが,この時はアフガニスタン現地調査結果と共に,アメリカの平和運動組織からの参加者の発言もあり,アメリカの 暴挙がわかる大変良い内容でした.この時の内容がパンフレットにされています.劣化ウラン問題を含めてアフガニスタン攻撃の意味を考える際に,一般のマス コミの偏った報道だけでなく,多くの事実を知るためにぜひ一読してください.

(H)

医問研ニュース 2003年2月号