6月6日「東京電力株主代表訴訟控訴審」東京高裁判で逆転敗訴、一審の旧経営陣13兆円の賠償を退け、奇しくも同日「GX脱炭素電源法」の完全施行から、原発推進の歯止めをほぼ失い、14年前の東電原発事故から何も学ばず、老朽原発の延長稼働する事故前以上の危険な状況となり、次の原発事故を呼び込むものとなっています。今回の「6.17最高裁共同行動2025」が更に重要となっています。
去年からスタートした「6.17最高裁共同行動」。今年は17日が火曜日ということから、全国からの参加を考え15日の日曜日にシンポジウムとデモ、16日の月曜日にヒューマンチェーンとされました。シンポジウムは明治大学駿河台キャンパスに250人以上が集まり、廊下にあふれる参加者も出る大盛況となった。「人権と司法」の基調講演は、安原幸彦弁護士から “いかに闘ってきたか~ハンセン病、中国残留孤児、原爆症、HIV訴訟”が語られた。特にハンセン病訴訟では「裁判をすれば療養所にいられなくなる」という国による訴訟妨害に対して、”裁判を受ける権利”を訴え勝訴した話しを聞き、国の弱者切り捨ての棄民思想が今も残っていると感じました。また特別報告は、ジャーナリストの後藤秀典さんから “どう再生をめざすか~「司法崩壊」の現実を見据えて” が語られた。去年の「6.17最高裁共同行動」の1000人の大きな運動で、3年前の6・17最高裁の国に責任なしの不当判決に加え、今年3月の退官間際に東電刑事裁判で旧経営陣の責任なしの不当判決も行った大手法律事務所出身の草野耕一判事の後任が、少人数法律事務所出身の高須順一氏に決まった。座右の銘は「反骨、長いものには巻かれない」という方で一筋の展望をつくり出した。と運動の成果を確認しました。

その後の都内デモでは、手作り神輿(※写真)も登場し、シンポ参加者の多くの方が暑い中でも参加され秋葉原方面に楽しく行うことが出来ました。
翌日16日、最高裁を包囲するヒューマンチェーン(※写真)、前日に続けて真夏がやって来たかのような天候の中、朝8時半の準備から参加、1000人を超える一斉の行動で重要となる30台以上のスピーカーを業者を中心にセッティング。慣れた様子で直ぐに完了した。それでも時間はあっという間にスタートする昼前となっていたが、人はまばら、漠然と不安に感じながらも、1回目のヒューマンチェーンの時には3年前の6月17日にはこの最高裁前でその判決を固唾を呑んで待っていた時と同じぐらいの人数にはなっていました。これは原発だけの問題ではなく、他の公害・反戦・生活保障の最高裁(司法)との闘いと共通とする大きな運動となり、国民が主人公の社会にするため、国民を舐めた国の最高司法機関に対しての当然の行動として、国民自身が自覚できる場となればと思います。計3回ヒューマンチェーンを実施、結果1200人を超える人が最高裁の周りに集まりました。最高裁を取り囲んだ人たちは手をつなぎ、繋いだ手を上げながら声を上げた-「原発事故は国の責任!」「司法の独立どこへ行った!」「最高裁は公正中立!」「再稼働より被害者救済!」・・・ 最後に実行委員会の村田弘事務局長より「私たちは今年も手を繋いで最高裁を包囲して思いを届けました。一人が二人に、二人が四人に、四人が八人に、この感動を伝えて、最高裁をはじめとする司法の現実が変わらない限り、ここに集まって声を上げていきたいと思います」としてこの日の行動を締めくくった。
ZENKO関電前プロジェクト;安井 賢二
