7月3日に福岡市で開催されたワクチントーク全国に参加しました。
私は今回の開催責任者,進さんから,スイステレビ「タミフル物語」の解説の時間をとっていただけると言うことで喜んで参加させていただきました。どれほどの方々が参加されるのか全く知らなかったのですが,養護教員の方を中心に300人ほどの方が参加され,とても盛大でした。
「タミフル物語」は,タミフルが合併症に効くとして世界に備蓄をさせることになった根拠データ「カイザー論文」の問題点を指摘したものです。私がコクランレビューを通じて批判したことが契機になって,タミフルの効果が証明されていないとの結論を引き出したので,スイステレビから取材を受けたことは以前にも書かせていただきました。今年になり,このドキュメントの上映会を開いていこうと考え,一度開催しましたが,震災・原発問題で止まっていましたので,今回のワクチントークで,上映と解説をさせていただき,とてもうれしかったです。
私からこの問題の解説をさせていただいた後で,スイステレビの英語版の一部を日本語字幕をつけて放映しました。ところが,申し訳ないことに私のパソコンに入っている音声の音量がとても小さくて,進さんが字幕を読み上げてくれなければならなくなりました。せっかく時間をいただいたのにとても申し訳なく思っていますが,進さんがとても上手に字幕を読んでくれたので,その主張するところがかなりわかっていただいたかと思っています。
ワクチントークでは,母里先生がワクチンの意義と問題点を明確に提議されました。私には,「個人防衛」に限定した効果を目的とするワクチンは本当に必要なのかという提議が,今後の課題として大きな「重し」をつけられたような気がしました。人から人に移る病気は,流行阻止という点からの評価も必要なのでとても難しいと思っていました。それに対し,人から人へと移らない,インフルエンザ桿菌(ヒブ)・肺炎球菌・「子宮頸がん」さらに,日本脳炎をも含むこれらのワクチンについては,その予防効果と副作用を比較することになります。それを徹底的にすることで,ワクチン会社の「怖がらせてワクチンを売る」戦略に対する闘いになるかと思いながら,お話を伺っていました。
古賀さんは,最近の厚労省の動きを分かり易く解説されました。B型肝炎訴訟で勝利した原告団の方と弁護士さんのお話は,この問題を知る,またとない機会となりました。残念ながら,これらのお話を皆さんにうまくお伝えできません。ワクチントークの報告集が出るかと思いますのでそれをお待ち下さい。
ワクチントークの前日,福岡は祭りでした。大塚先生に有名なお店を紹介いただき,大塚先生,私,黒部先生,栗原氏の4人で,イカのすがた造りなどとてもおいしい料理をいただきながら情報交換をしました。ワクチントーク終了後は,さらに,母里先生,古賀氏,青野氏の7人でケーキをいただきながら楽しい意見交換をさせていただき,とても充実した2日間でした。
今回のワクチントークを主催された皆さん,特に進さま,ご苦労様でした,とても感謝しております。
はやし小児科 林