タミフルの乱用を招いた日本感染症学会提言の撤回を求める緊急学術集会(2010年4月)

タミフルの乱用を招いた日本感染症学会提言の撤回を求める緊急学術集会
日時:2010年 4月4日(日)15時-18時
会場:キャンパスプラザ京都(京都駅前;地図参照)
http://csvr15.consortium.or.jp/campusplaza/access.html

4月5日-6日に日本感染症学会が京都で開催されます。同学会は去年の「新型」インフルエンザ騒動で5月21日早々に緊急提言を発表し、「新型」インフ ルエンザの脅威を煽り、予防投与も含めて早期からのタミフルなど抗インフルエンザ剤の使用を推奨しています。その後も9月に「新型インフルエンザ診療ガイ ドライン」を、12月と1月には提言第2版、第3版を発表しています。しかし、タミフルは突然死や異常行動による事故死などの危険性があります。さらに、 インフルエンザに対する予防効果はなく、発熱期間を1日ほど短縮するだけで、合併症も予防しません。科学的根拠に基づいて無効で危険な薬剤の使用を避ける よう呼び掛けるべき学会が、事実上無制限なタミフル使用を推奨する提言やガイドラインをつくったことは、診療方針を誤らせ、多くの被害を生みだした可能性 があります。実際に「新型」インフルエンザによる死亡例とされている症例の多くはタミフルが関与している可能性が極めて高いのです。

私たちは、「新型」をも含めてインフルエンザにはタミフルは無効かつ危険であることを訴え続けてきました。集会では、同学会の提言に科学的検証を加え、 日本感染症学会にはタミフルなどの抗インフルエンザ剤使用を柱とする提言を撤回することを求めます。多くの方の参加を呼びかけます。

主催:医療問題研究会、共催:NPO医薬ビジランスセンター