あけましておめでとうございます−2015年の振り返り(NEWS No.485 p01)

2000万人署名にご協力を

昨年は、安倍内閣の「戦争法案」に対して、かつてなかったほどの様々な分野、年令層の人たちが反対運動に立ち上がりました。強行採決はされたものの、安倍内閣がめざす戦争への道を止める闘いが始まっています。特に「2000万人署名」はその中心的な運動として、提起されています。医問研も、全交の一員として、この運動に取り組みたいと思います。署名を同封いたしますので、ご家族、お知り合いなどでの署名集めをよろしくお願いします。

この1年を極簡単に振り返ります。

福島原発事故による被害の医学的調査と、公衆衛生学会・日本小児科学会・大阪小児科学会での発表や学会に関連した集会などの開催、日本小児科学会のワーキンググループで奮闘、大阪・京都の健康相談会への参加、各種講演会への講師派遣などをしてきました。
また、8月に「甲状腺がん多発とこれからの広範な障害の増加を考える」を耕文社の協力で発行しました。
油井香代子氏に昨年末の東京新聞「私の3冊」の一番に推薦していただき、ラジオ朝日道上洋三でも紹介されました。
今年は改訂版を発行します。

例会では、シリーズ「統計でウソをつく方法」が寺岡さんのリードで充実した内容が連続できています。
無効・有害の薬剤がますます多くの医療費をぼったくっています。
それに対抗できる情報を、このシリーズやニュース「薬のコラム」などで発信し続けました。
今年は、薬剤関係など各種学会へ報告するのはどうでしょうか。
その他、若い人も気楽に参加できる形態の追究が必要と思われます。

フィリピン健診は、今年も充実した内容で実行できました。
対象者の社会経済状態の変化に合った内容なども考慮しながら、現地の運動と連携しています。
長く参加されている山本氏の博士論文での学問的な分析も発表されました。

ニュース拡大を目指して、健康相談会関係の方への拡大ができました。
編集が林から梅田氏に代わり間違いが著明に減少、シリーズや論文形式が増えています。
論文形式の文章には文献・資料を提出してもらい、編集や例会内外で検討することが今後の課題です。
集団で編集や作業をできれば良いかと思われます。

その他、抗インフルエンザ薬で日本小児科学会や大阪小児科学会への働きかけ、大阪市私立保育所連盟での講師派遣、医療・介護集会への参加、などをしてきました。

今年も引き続き状況に応じ、がんばってゆきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

はやし小児科 林