医問研2023年活動方針(NEWS No.569 p01)

コロナ・オミクロン株の第8波の真っただ中で新年をむかえました。
夏の第7波では最高の感染者と死亡者を数えました。第8波は、コロナに感染しても、医療機関を受診しなければ報告は個人にまかされ、感染者報告数は実態より相当少なく、第8波は感染者数も死亡者数も第7波を超えていると考えられます。にもかかわらず、新型コロナをインフルエンザと同様の「5類」に変更し、昨年11月に岸田首相が明言したように、手抜きした分のコロナ対策費用を軍事費にまわされることが明白になっています。

今年は、医療自体の問題と共に、人々の命を奪う戦争国家にひた走る政府への批判も強化されなければならなくなりました。

以下、今年の方針の骨子を報告します。

【コロナ関連】

コロナワクチンの製造販売企業からの元データの隠蔽が続いており、正確な情報がほとんどない中で、その効果と有害作用の比較検討された最も正確な論文が、Fraiman J et al.f1),  PeterCG et al.2)などから発表されています。それらの情報を参考にしながらの研究が求められています。

引き続き、コロナワクチンに関して特に子どもへの努力義務化の問題点を明らかにすると同時に、小児科学会などへの発表も視野に置きながら、一層の努力をします。

日本のワクチン被害者が立ち上がりつつあります。彼らとの連帯も模索します。

当面の課題として、新型コロナの5類への変更に強く反対します。

【例会】

例会案内の改善をめざします。参加するかどうかを決めるものですので、できるだけ早く報告者を決め、議論の内容が分かり易いようにし、参加者拡大をめざします。

それを通じて国内外への積極的に情報発信をします。

リモート開催(ハイブリッド)を継続します。事務所での参加もしやすいように、すでに見やすいプロジェクターを購入しました。音声などの改善もはかります。仕事などからの疑問についての議論も目指します。

【ニュース】

例会と同じですが、早い時期での執筆者の確定と原稿依頼が引き続いて目標です。時事的なこと以外の原稿をお願いして「原稿のストック」することで、発行日を安定させます。編集の技術的問題を改善します。そのための編集ソフトなども検討します。

【民主団体との連携】

引き続き、ZENKO、MDSや、薬のチェック誌などの薬剤問題に関する団体、福島原発事故被害者関連の諸団体や研究会などとの連携を強めます。

【学会活動】

4月に開催される日本小児科学会参加や、大阪小児科学会、公衆衛生学会などへの参加や発表も追求します。

【福島原発事故関連】

甲状腺がん被害者6人の裁判闘争との連帯。原発事故による健康障害を証明する活動を強化します。国連科学委員会2020年報告での私達の論文に対する誹謗中傷への反論のまとめをします。放射能による健康障害を、ハーゲン・シェアプ氏との共同研究などで、明確にします。

【フィリピン関連】

コロナ状況が好転すれば、4月以降に今後どのような活動ができるか検討します。

【軍事国家下に進む政策の医療への影響】

急速に軍事国家に進んでいる日本の中での医療を考えます。

  1. https://doi.org/10.1016%2Fj.vaccine.2022.08.036
  2. https://doi.org/10.1101/2022.12.06.22283145