医問研2024年活動方針(NEWS No.581 p01)

コロナに明け暮れた4年が過ぎ、今年はコロナで破壊された医学・医療制度によって、とんでもない薬や治療法、医療政策がこれまで以上に出てくる可能性が高まっています。

また、コロナワクチンの子どもなどへの接種やまるきり効かない抗コロナ薬が市場にあふれ、かつ医療機関向けの予算は軍事費にまわされ、医療機関は儲けのための健診や検査、薬の投与、合理化をやらなければならなくなりそうです。

医学で言えば、世界の臨床医学の科学性を支えていたコクラン共同計画が2011年以後、急速に製薬企業などの影響を強く受けるようになっています。それらは、HPVワクチンやコロナワクチンのレビューに端的に表れています。

そのような中での、2024年の活動は、より多くの課題に直面するかと思いますが、以下のような基本方針で活動したいと思います。

【コロナ関連】

コロナのデータの発表が少なくなりましたが、2022年の超過死亡の解明と、5類になった2023年のそれも含めた研究と、それらとコロナワクチンの関連をより明確にすることが必要です。コロナワクチンの治験データの公開にも注目が必要です。コロナワクチンに関して特に子どもへの努力義務化の不当性を一層明確にし、学会などへの行動が求められています。それらの研究・行動を強化し、ワクチン被害者との連携も追求します。

【例会】

今年1月から開催日を1週間早め、原則第一日曜とします。例会の報告者の常連に加えて、連携する個人・団体からの報告も追求します。12月のワクチントークのお二人に続き、3月には、金沢在住のHPVワクチンの批判的研究者に報告をお願いしています。基本公開での開催で、ズームと現地参加者の拡大を目指した試みをしてゆきます。また、討議内容を国内外へ積極的に情報発信していきます。

【ニュース】

例会の第一日曜開催に合わせて、月半ばまでの原稿集約、早期の発送を実現します。例会と同じく早めに原稿依頼をします。「原稿のストック」を引き続きの課題とします。食問題のシリーズがありましたので、今後もシリーズで書く大きな課題も提案します。ZENKO関連団体に関する運動、福島や志賀など原発問題やガザなど医療と直結する政治問題も適時取り上げます。

【民主団体との連携】

ZENKOやMDSの戦争・「カジノ問題など」や、薬のチェック誌・ワクチントークなど薬剤に関する団体に加えて、被害者の方々との直接的、また研究を通じて間接的にも連携を続けます。

【学会活動】

4月開催の日本小児科学会への参加・発言をぜひ実現し、大阪小児科学会での参加・発表などを検討します。

【福島原発事故関連】

原発3倍化に対して医問研の活動を強化します。昨年までの経過は、原発事故による健康障害に関して、周産期死亡・低出生体重児以外の研究が医問研に求められていますので、何らかのテーマで研究を進めます。甲状腺がんの「過剰診断」や「早期診断」説批判を強めます。

【フィリピン関連】

コロナ政策の変更に伴う課題を検討し、実行します。

【軍事国家政策下の医療】

急速に軍事国家に進むことへの反対の活動の一翼を担う活動を追求します。