くすりのコラム Archive

  • インタール(クロモグリク酸)は小児の喘息に効かない!!

    インタール(クロモグリク酸)は小児の喘息に効かない!!

    最近,イギリスのThoracic Society GuidelineとWHOのエッセンシャルドラッグのモデルリストから,インタール(クロモグリク酸:以下SCG)が外されていることを知りました。医 学雑誌Thoraxに掲載され,最終的にはコクランに掲載されたシステマティックレビュー「子どもの喘息に対する吸入クロモグリク酸」での効果なしの結果 を反映したもののようです。

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  • 同一薬剤で100倍以上の薬価差?!

    同一薬剤で100倍以上の薬価差?!

    抗てんかん薬であるゾニサミドは1989年に承認され,エクセグランの商品名で販売されています。現在100 mg錠で38.5円,そのジェネリック薬には24.2円の薬価がついています。 2000年にパーキンソン病患者に併発したけいれん発作にゾニサミドを用いたところ,けいれん発作の消失とともにパーキンソン病症状の改善を認めたた め,2001年より抗パーキンソン病薬としての開発が進められ,2009年1月に『トレリーフ錠25 mg』として,「パーキンソン病(レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても十分に効果が得られなかった場合)」の効能・効果で承認されまし た。

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    「肥満治療薬」マジンドール(商品名サノレックス)の危険性

    07年12月「肥満治療薬」マジンドール(商品名サノレックス)の不正販売疑惑でメディカルサロングループ代表の医師とグループ取締役・店長が医師法違反 (無許可医業)容疑で逮捕された。この医師は医師免許がない店長に指示してメディカルサロンの女性客にサノレックスを販売していた。さらにサノレックスが 向精神薬にあたることからグループは麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で家宅捜査を受けた。サノレックスとはどのような薬剤か。

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  • 水疱に対する抗ヘルペスウイルス薬の有効性

    水疱に対する抗ヘルペスウイルス薬の有効性

    水痘にかかったお母さんが,早く治る薬が欲しいと言われます。タミフルと同様に,一日でも早く治り,少しでも症状が軽ければ使いたいという方も多数おられるし,そのような方が製薬会社と医者のターゲットになっています。

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  • qval_100_photo

    吸入ステロイド:キュバールはどうしてこんなに高価か?

    現在,吸入ステロイドは,ベクロメタゾン,フルチカゾン,ブデソニドが使われています。この中で,携帯用で小さい子でも吸入できるエアゾールがあるの は,ベクロメタゾンとフルチカゾンです。フルチカゾンは急性副腎不全の発生が他の2種より格段に高いため,ベクロメタゾンの方が良いと思います。

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  • Hib-vaccine

    ヒブワクチンについて

    2008年12月下旬ヒブワクチンが発売されます。今回はこのヒブワクチンについて考えてみます。 インフルエンザ桿菌,別名ヘモフィルスインフルエンザは細菌の一種です。喉によくいる細菌で日本の幼児の20-40%に常在しているといわれます。中耳 炎や扁桃腺炎,喉頭蓋炎,肺炎や髄膜炎を起こす場合があり,特にB型菌(略してヒブ)は毒性が強く,インフルエンザ菌髄膜炎の95%くらいはこのヒブで起 こります。

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  • 小児にとってインフルエンザは特別に怖い病気だろうか?—ワクチンの効果のなさと解熱剤の危険性

    小児にとってインフルエンザは特別に怖い病気だろうか?—ワクチンの効果のなさと解熱剤の危険性

    小児のインフルエンザ「恐怖症」は,2005年度ころがピークだったと思われるが,依然として続いているようである。ワクチン接種率でみると,13歳以下の接種は2003年度28%,以後04年度38%,05年度52%,06年度40%,07年度41%となっている。

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  • 薬のコラムNo.145:ポリオ生ワクチン被害の実態を無視し国産不活化ワクチン開発に固執する厚労省

    薬のコラムNo.145:ポリオ生ワクチン被害の実態を無視し国産不活化ワクチン開発に固執する厚労省

    6月下旬,厚労省が(財)日本ポリオ研究所に対し,0〜7歳の約100人を対象とした不活化ポリオワクチンの臨床試験(治験)のやり直しを命じたとの新 聞報道があった.同30日ワクチントーク全国のメンバーで予防接種情報センター京都を主宰しておられる栗原敦氏が厚労省医薬食品局審査管理官に質問された ところ,「薬食審薬事分科会医薬品第2部会にかかる前段で,医薬品医療機器審査センターにおいて承認申請された際の資料をチェックしたところ不備が見つか り臨床試験やり直しが指示された」との説明であった.

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  • 日本脳炎ワクチン、副反応の脳炎12名に被害認定

    日本脳炎ワクチン、副反応の脳炎12名に被害認定

    接種による効果が認められず、重大な副作用のある日本脳炎ワクチンについては、これまでワクチントークのパンフレットでも中止を呼びかけてきた。6月に入り、日本脳炎の副反応に関する報道が相次いでおり、厚生労働省としても見過ごせない状況となっているようだ。 6月3日の共同通信は、「6人にまれな副作用 昨年度の日本脳炎予防接種」の見出しで、「日本脳炎のワクチン予防接種後に、急性散在性脳脊髄炎 (ADEM)という極めてまれな副作用が、昨年度6人に起きていたことが厚生労働省の3日までのまとめで分かった。

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  • 薬のコラムNo.144:喘息に抗ヒスタミン剤(経口抗アレルギー剤)ケトチフェンは有効か?

    薬のコラムNo.144:喘息に抗ヒスタミン剤(経口抗アレルギー剤)ケトチフェンは有効か?

    医問研では日本の喘息の治療に経口抗アレルギー剤と称して抗ヒスタミン剤が多用されていることを批判してきましたが,2003年にコクラン・ライブラリ に「喘息と喘鳴の患児の長期管理におけるケトチフェン(ザジテンなど)単独あるいは併用使用」と題するシステマティック・レビューが出ていますので,これ を紹介します.

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