トピックス Archive

  • またもや「患者づくり」 慢性腎臓病

    またもや「患者づくり」 慢性腎臓病

    8月18日の朝日新聞には「透析患者抑制5年計画」との見出しで,人工透析患者が増加しているので,腎臓の働きに異常のある「透析予備軍」を15%ほど抑 えることをめざす研究を始めるとの記事がのりました。腎疾患の進行を止め,透析に至る患者を減らすことは,透析にともなう様々な困難をさけることができる ので,医療の重要な目標です。しかし,この記事からは少々おかしいことがわかります。

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  • メタボリックシンドローム診断への疑問:CTによる内臓脂肪面積測定に意味はあるか?

    メタボリックシンドローム診断への疑問:CTによる内臓脂肪面積測定に意味はあるか?

    Medical Tribuneという新聞があります。製薬害者や医療関連企業の宣伝媒体です。それが故に時々おもしろい記事があります。今回は,少し前ですが5月22日 号に載った第15回日本CT健診学会(以下「学会」)の報告で,メタボ健診システムの中でCTの意味合いが薄れていることに対するCT業界の焦りが現れて いる記事を紹介します。

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  • 迅速検査キットの意義(2008年12月)

    迅速検査キットの意義(2008年12月)

    昔は,臨床現場では感染症の診断はまるきりの臨床診断がほとんどで,例外的に髄膜炎など重症患者や,流行調査や食中毒などの公衆衛生的目的で,ウイルス 培養をすることがほとんどでした。しかし,現在ではその場で判定できる検査キットができてきて,ある意味では大変便利になりました。日本小児科学会でタミ フルの議論がされたときに,タミフル消費が世界の8割であった日本が異常という私たちの主張に対し,タミフル推進派の人はタミフルの異常使用は「インフル エンザ迅速診断ができるようになっている我が国の保険医療の誇るべき成果」だと反論していました。

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  • mask

    インフルエンザ迅速検査の意味は?(2008年12月)

    インフルエンザ迅速検査の意味は? 以前,このニュースで,インフルエンザワクチン接種群の方が,症状が同じ程度出ていても,インフルエンザ迅速検査や培養では陰性が多くなることをお伝え しました。その理由を考え続けていますが,なかなかはっきりした理論を構築できません。今考えていることを以下にお示ししますので,皆さんからご意見をい ただきたく思います。

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  • gairai

    妊婦死亡の不可解な報道(2008年10月)

    10月22日のマスコミはいっせいに,脳出血の妊婦が救急体制不備のために死亡した由の報道をしました。新聞では,全国紙読売・産経・毎日が一面トップで,朝日もトップではありませんが一面で報道しました。 22日の報道の特徴は,東京都立墨東病院が入院をことわったことが中心であることです。その他の6病院の名前はほとんど出てきません。

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  • 日本小児科学会・小児医療体制の改革ビジョン

    日本小児科学会・小児医療体制の改革ビジョン

    「日本小児科学会・小児医療体制の改革ビジョン」−「地域小児センタ−の学会認定制度の創設」は,小児科学会理事会路線の現状の行き詰まり,国の公立病院合理化・再編案への一層の“のめり込み”を表しています。

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  • vaccine-01

    接種率激減で明らかになった日本脳炎「ワクチン」の有害無益

    9月27日,東京新聞(その後,奈良新聞など各紙)に「日本脳炎 室内犬1割から抗体 住宅地でも感染の危険」の見出しが躍った。記事の主な内容は, 1)2005年からの事実上の接種中断で,子どもたちの免疫が低下している, 2)室内犬に抗体があることは身近にウィルスがいる証拠で, 3)専門家が影響を心配しており, 4)旧型ワクチン接種が望ましいが在庫は少ない, というものだ。

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  • 4月リハビリテーション保険修正は理念上の勝利,具体的改善の運動を

    4月リハビリテーション保険修正は理念上の勝利,具体的改善の運動を

    昨年4月にリハビリテーションが大幅に改悪されました。その主な内容は,リハビリの病態により中枢神経,運動機能(整形的疾患の大部分),呼吸,心臓な どに分け,それぞれの病態で実施できる限度日数の上限が設定されたことでした。例えば中枢では180日,運動150日です。このために多くの患者さんが路 頭に迷いました。

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  • 「タミフルの安全性を検証する!-−被害の実相に学ぶ−」 日本小児科学会自由集会が開催

    「タミフルの安全性を検証する!-−被害の実相に学ぶ−」 日本小児科学会自由集会が開催

    日本小児科学会会場の京都国際会議場内で開かれ,各地の小児科学会員を含め50人の参加がありました。はじめに薬害タミフル脳症被害者の会の軒端氏よ り,当日の別所学会長との面談において,被害救済への協力,公開シンポジウム開催など要望された報告がありました。タミフル服用後に突然死や異常行動を経 験されたご家族からは,それぞれの平穏な日常の中で突如起こった事態について,どなたもが声を詰まらせて報告され,参加者に事の重大さが伝わったことと思 います。

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  • うつ病ガイドラインの検討 医薬ビジランスセミナーでの発表の要約

    うつ病ガイドラインの検討 医薬ビジランスセミナーでの発表の要約

    10月22日セミナーの2日目,うつ病ガイドラインの検討という大きなテーマでの全体討論で「うつ病治療はいかにあるべきか?」と題して問題提起しました。 うつ病キャンペーンの普及により誰もがうつ病に仕立てられ抗うつ剤が処方される可能性が増しています。すべての抗うつ剤がうつ病以外に非特異的な「うつ 状態」にも適応があり抗うつ剤の使用に歯止めがないといってもいい状況です。私は,うつ病が正しく診断されたとして,適切な治療はどうか,抗うつ剤の根拠 はどれほどか,を検討しました。

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